今日ものんびり動物園

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良いお年を 2017

今年も当ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます。
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いつも様々な表情を見せてくれる動物たちと、様々な知識を教えてくださった園館の皆様に、心から感謝いたします。今年も変わらず、楽しい時間を動物園で過ごすことができました。
更新が少なくなったにも関わらず、ここを覗いてくださっている皆様にも改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
どうぞ、良いお年をお過ごしください。

今年は主に仕事面でストレスが重なって心身ともに不調になり、このブログも止めてしまおうかと思うところまで追いつめられてしまいました。それでも週末には動物園に行って動物たちを眺めることや、見てきた様子をブログやTwitterへアウトプットすることで少し気持ちが落ち着くことに気がつき、なんとか時間とやる気を見つけて、細々と続けることができました。
不調は回復しつつありますが、ブログのほうはこのまま週一回以下の更新が、いまの私にはちょうど良いようです。
もし楽しみにしてくださっている方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。今後とも気長にお付き合い頂けると嬉しいです。

今年はそんなわけで休暇もあまりなかったので強行軍の遠征になり、それ以外は多摩を中心に近所にせっせと通う日々でした。
何度同じ園に通っても、動物への不思議や発見は尽きることがありません(笑)疑問を見つけては観察し、考察し、時には質問したり調べたりして答えを探す…今年は、動物園に通い始めたばかりの頃に感じていた、楽しさの原点に立ち返ることができました。
この楽しさを忘れず、来年も変わらず動物たちに会いに行く休日を過ごしたいなと思います。

毎年恒例の、オオカミの総括は続きからどうぞ。






16年末から東山の公式発表とzoo友さん経由でソニアの病気を知ることになり、その後の様子などを伺って心配していましたが、回復の願いは叶わず春先に亡くなってしまいました。私が初めて会ったオオカミの母仔がソニアとMTJ三兄妹でしたので、その感動を教えてくれた彼女が亡くなったことはとても残念です。
多摩のモロやロボもそうでしたが、人が外から見て発見できる段階から悪性腫瘍の治療を初めても、だいたいは既にどこかに転移している状態であり、切除したとしても余命3ヶ月くらいが限界なのかもしれない、というのが素人の私なりの推察です。
こういうことがあるたびに、どの園でも定期的な血液検査をしてくれたら…と思わずにはいられません。

2月は初めて冬の旭山・円山を訪問しました。雪のなかのオオカミたちを堪能できて幸せでした。旭山では群れの様子が変わっており、円山ではひとりになったショウの頼もしい姿に会うことができ、元気なジェイと相変わらず可愛いルークにも会えて嬉しかったです。

5月には毎年恒例の浜松と東山を訪問しました。浜松では、またメイちゃんの成長ぶりに驚かされました。彼女は本当に、ひとりになってから生き生きとしています。もう10歳と若くはない年齢ですので、思う存分、オオカミ生を満喫してほしいです。
記事にはしていませんが、今年は東山を二日連続で訪問し、マイケル・ヒカル・ゲンキの三兄弟の関係性や、今年から始めたというアオイのトレーニングを見ることができました。アオイのトレーニングに関してはとても勉強になりましたので、追々記事にしていけたらと思っています。
東山のオオカミたちは、ソニア亡き後もみんな元気で変わりなく過ごしている様子に安心しました。

富山ファミリーパークにいたメリーは、以前から脚に大きな悪性腫瘍があり、5月に亡くなってしまいました。もうずいぶん前から、zoo友さんや訪問された方々の写真でメリーの脚の状態を見ていたので、心配するとともに治療に入るのが遅いことにヤキモキしていました。サスケとの繁殖を考えて治療の時期を遅らせたとの話も出ており、真実は分かりませんが、もう少し早く治療できなかったのかなと遣り切れない思いです。
メリーとは旭山でオオカミが公開された頃に会ったきりで、富山へ会いに行けば良かったと後悔しています。

10月に入って、旭山から富山へフミが移動になりました。彼女は当時メスの1位であり、知りうる限りは今までのメスの誰よりも群れをうまくまとめていました。BLとのこと、アルファになる素質十分として送り出されたのかなと推察しています。
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移動したものの、公開する前に感染症にかかって亡くなってしまいました。移動によるストレスで免疫が下がったためとの発表でした。まだ2歳と若い個体、そして2月の訪問で見た限りでは本当に、群れの「お母さん」になる姿がとても楽しみな、将来有望な個体だっただけに、とても残念でなりません…。
同じく10月の後半、群馬サファリパークからシートン(10年生まれ)が富山へ移動しました。彼がフミのペアリング相手だったと思われます。フミのことがあったため、富山では慎重に様子を見て公開への馴致をしているようです。
シートンは年明けの開園で展示デビューとのこと、私もサスケが元気なうちに富山を訪問できたらと思っています。

12月になって、神戸どうぶつ王国に春にできる新エリアに、シンリンオオカミが導入されるとの看板ができました。今後どんな計画になるかは分かりませんが、複数頭入れる予定とのこと。詳しい公式発表が待たれます。

多摩以外のオオカミたちの総括はここまで。病気の個体だけでなく、フミが亡くなってしまったことが、今年は何より残念ですしまだ悲しみは癒えていません。富山はシートンのパートナーを今後どうするのか、それも気になるところです。


以下は多摩のオオカミたちの総括です。観察日記が1年以上開きそうなので、今年の様子を少しここで綴っておきたいと思います。
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大放飼場組は今年は特に衝突もなく、今のところ平穏に過ごしています。相変わらずロキは何か含みがあるようでロイを避けたり、集団から外れた行動をとりますが、もうそれが当たり前になっているからか、ロイが目くじらを立てることが少なくなりました。年齢もあるのかもしれません。
昨年からインプラント(発情抑制剤)をしていないチロ、今季はまだ出血は認められていません。が、気温が低くなり始めてから、いつも以上にロイやロトとベタベタする機会が増えています。ロイとロトで闘争になることはないようですが、今後も行動に注視したいです。

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ネロ&リロ組は変わらず、仲も良好です。時季的なものか、今は普段よりも親密な様子ですが、ネロはリロの具合が悪いのをちゃんと分かっているのか、必要以上にリロにアピールしたりせず、保護者のような態度を取っています。
リロは糖尿の治療を始めてから3年が過ぎました。両目は失明していますが、運動機能に全く支障は出ておらず、元気に普段通りの生活をしています。痩せているため室内のコンクリ床に骨が当たって皮膚が傷つくようになったため、秋頃からゴムマットを敷いてもらうようになりました。昨年と同じくヒーターも入れてもらい、快適そうにしています。

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セロ&マロ組。セロは昨年よりも隣の4頭を気にして威圧したり、遠吠えでアピールする回数が増えています。今年の初め頃はマロととても親密そうで、一時期、マロの妊娠疑惑が持ち上がったほどでした。交尾したかどうかは誰も目撃していないので分からないそうですが、それを踏まえると今季も何かありそうな気がします。
変わってマロのほうは、隣を気にしてウロウロする回数が昨年よりもぐっと減りました。ということは、セロを家族として認め、従う気持ちになったのかもしれません。10月から今までの2頭を見るに、放飼場では特に仲良くしている様子は見られませんが、もっと寒くなってからはどうなるか、楽しみにしています。

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単独展示のメロ。彼女は年間を通して放飼場での運動量が多く、色んな行動を見せてくれました。ひとりで気楽なのかと思いきや、一日に何度かは隣のオスへアピールをし、収容後は両隣にいるメスとガウガウ、オスには尻尾を振って可愛くアピール…ととても忙しそうです(笑) 気温が低くなってからはやはりその行動が目立つようになりました。室内ではネロが彼女に反応していることもあります。インプラントなしの影響がどう出るのか、小放飼場のメンバー全員を絡めて観察して行く必要がありそうです。

今年は総じて平和に過ごせた多摩のオオカミたちでした。ただインプラントをしなくなった影響(=発情期のメスの出血)が今季あたりから出てきそう。全員もう老齢ですので、目立った事件は起こらない気がしますが、何かしら行動に現れるかな?と思っています。


by hana440 | 2017-12-31 23:06 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)