前回の更新から3カ月も経ってしまいましたが…ズーラシア生まれのスマトラトラの姉妹・ダマイとミンピ(現在2歳)のその後の様子です。
2016年3月にダマイが名古屋の東山動植物園に転園になり、姉妹はそれぞれ独り立ちを迎えました。
まずは1カ月半後に会いに行った、東山のダマイの様子から。
もう毎年訪問しているので見慣れた放飼場ですが、主がカリちゃんから子供のダマイに変わったことで、ブイの彩りが加わりました(15年は遊具の類いはなかったように思います)。
ダマイ、台の下でヘソ天でお休み中でした(笑)この日のトラ舍前は混雑していて賑やかでしたが、その喧噪の中でもリラックスできているようで安心しました。小さく、ダマイ〜と名前を呼んだら
偶然でしょうか、わざわざ頭を起こしてこちらをガン見〜すごい顔してるよ(笑)
続きは折り畳みます。
しばらくすると起きだして、ゆったりと活動開始。ズーラシアで何度か遊んだことを覚えているのかな…?たびたび目線をくれました。
まずは放飼場の下のほうでトイレタイムしたり、落葉のニオイをクンクンして…
爪研ぎをしたら
岩の上へ。もともと精悍な顔立ちをしていましたが、より凛々しくなったように感じました。
ブイで遊ぶところは見られませんでしたが、置いてあった木の枝でちょこっとだけ♪
放飼場全体をまんべんなく行動できている様子にも安心しました。その後人がいないときに、かくれんぼや駆けっこにも付き合ってくれましたので、人間との近さが怖いこともなさそうでホッとしました。
来園してそんなに経ってなかったのもあり、若干緊張は残っていたようですが、元気そうなダマイでした。ありがとね〜!
ダマイが旅立ったあと、ミンピはズーラシアでの単独展示になりましたが、彼女のほうが「独り」に慣れるのに時間がかかっていたように思います。
5月末くらいのミンピ。なんとなく、まだダマイを探しているように見えました。
歩きながら、誰かを呼ぶように鳴いてみたり。zoo友さんのお話では、4月はこれよりももっと淋しそうだったみたいです。
5月に入ってさすがに自分の状況にも慣れてきたようでしたが、どことなく心細いような雰囲気を醸し出していたミンピでした。
同じ姉妹でも、性格が違えばやはり独り立ち後の顔も全く違うんだなあとしみじみ。
(ここまで2016.5)
そして今年の5月、再びダマイのもとへ。
トラ舍は一部がガラス観覧になりました。運が良ければ、間近でダマイを見られます。
古かった台は新調されて、二つ作られていました。
1年越しのダマイは、幼さが抜けてレディの顔つきになってきました。綺麗になったねえ
この日は連休中で人がごった返していたため、ガラスから見ることは断念。脇から見ていると…
あ、こっち見てくれた
?……これは、顔覚えててくれてるのかな??そうだったら嬉しいですが、偶然かもしれません(笑)でも、何度かじっと見つめてきてくれることは嬉しかったです。勘違いしたままでいさせてね、ダマイ。
(2017.5)
ここまでシリーズ化してきた「スマトラっ仔・ダマイとミンピ」、これで最終回です。身近な園で産まれた仔トラの成長を追うのは久しぶりで、とても楽しかったです。
数日前、ズーラシアから、ミンピの野毛山への転園が発表になりました。いささか心配ではありますが、これからも折りに触れて彼女たちの成長を見守っていきたいと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。