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今日ものんびり動物園

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クマ舎とネコ科獣舎@熊本市動植物園

16年4月の震災で大きな被害を受けたネコ科獣舎と、隣接して立っているクマ舎の様子です。旧来の檻獣舎のためいい写真は撮れませんでしたが、どんな施設だったのかを記録しておくために、記事にします。
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まずはクマ舎から。建物の全景はありませんが、個室はこんな感じでした。展示スペースはL字型に進むようになっています。
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ウマグマのコジロウさん。常同中だったので、なおのこといい写真は撮れず…唯一、カッコ良さげに撮れた一枚(ピントあってない)
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エゾヒグマのヒメさん(メス18歳)。奥でお休みでした。この他に、ツキノワグマも暮らしています(ずっと背を向けて寝ていたので、写真は割愛)。そして…
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クマ舎の中でも一番活発に動いていたのが、マレーグマのフジくん(オス4歳)。
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上野生まれのフジくん。旅立ってから約1年経ちますが、相変わらずのやんちゃ坊主みたいで嬉しかったです(笑)
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檻のおかげで撮影は厳しいですが、放飼場にはたくさんの遊具を入れてもらっていて、フジくんもとても楽しそうに遊んでいたのが印象的でした。マルルと同じく、ずっと見ていたくなります(^^)面白かった〜♪

続きは折り畳みます。次はネコ科獣舎。





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ネコ科獣舎はクマ舎より少し広い造りで、奥行きがありました。こちらはアムールトラ。
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メスのチャチャさん(5歳)、すごい格好で寝ていました(笑)尻尾だけ、ちょっと水に入ってるとこも可愛い。
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ちょこちょこと寄って、やっとお顔を拝謁できました。とても綺麗なトラだなあ…
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基本的には一日中、こんな感じでのんびりお休みしてました(^^)
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彼女は現在、福岡県の到津の森公園へ避難しています。今のところ公開などの予定はないようですが、とても大切にされているのが、園のお知らせからも伝わってきます。
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私が尋ねたときは、チャチャさんのお隣はジャガー舎であり、国内最高齢で亡くなったチャペさん(オス・享年24歳)の掲示が貼ってありました。彼は野毛山動物園出身で、私の大好きなジャガー・オジャガさんのお兄ちゃんなのです。お会いすることが叶わずとても残念でしたが、掲示が残っていて嬉しかったです。
このあと、16年3月にズーラシアからウンピョウの熟年ペア・ジュール(オス11歳)とイーナ(メス11歳)が移動していきましたが、ひと月後に震災に会い、福岡市動物園へと避難しています。今のところ園からのお知らせはなく、非公開だそうです。元気でやってるかな…?
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ライオンのリボイさん(メス13歳)。当時はライオン舎には彼女がひとりで暮らしていました。少しお年かな…とは思いましたが、リボイさんは16年3月に亡くなったそうです。
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震災の報道を見たときに、リボイさんが亡くなったことを知り、避難するオス個体(サンくん)がいて、あれ??と思っていたのですが、訪問した当時は、サンくんが来園する直前だったようです(^^;) 4ヶ月の間に色々とあったのですね。
サンくんは、生まれ故郷である大分県のアフリカンサファリに避難していて、元気な様子がときおりTwitterで流れてきます。
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ネコ科獣舎で一番広かったのがユキヒョウ。横に長い造りで、岩山もちゃんと造られています。
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岩山の上で休んでいたのはスピカさん(メス10歳)。多摩のシンギズ閣下とユキさんの仔で、浜松のカーフと同胎です。
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目力のすごいところが、両親ゆずりかな(^^)私はユキさんの凛々しい目元が好きだったので、彼女にその面影を見られて嬉しい。
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たまたまなのか、何かを訴えるようにじっと見てくることが多かったです。
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浜松のカーフも元気そうだよ、お父さんはこの前、亡くなったんだよ…なんてご報告をしてきました。会えて嬉しかった〜♪
スピカさんは福岡県の大牟田市動物園へ避難していて、ジャガーの故しずかさんの獣舎で公開されています。お誕生日会も開いてもらって、とても大事にされている様子が園からお知らせされています。今後、トレーニングを入れていくのかな、というのが個人的には気になるところです。

この先、ネコ科動物たちがどのくらい避難することになるのか想像もつきませんが、いつか、熊本市動に戻ってこられるように祈っています。

(2015.12)


※16年4月に起きた熊本地震の影響で、現在は熊本市動植物園は休園しています。園内の被害は甚大で、短期間での復旧は難しいようです。動物たちはみんな無事で、元気に暮らしているそうです。
熊本市動植物園のサイト(震災後も、定期的にブログが更新されています)  

日本動物園水族館協会(JAZA)では、熊本市動植物園への支援を募っています。
JAZAホームページ
また、全国の園館でも募金箱を設置しているところがあります。
by hana440 | 2016-06-12 22:18 | 熊本市動植物園 | Comments(0)