ネロが隔離された
当日の様子はもう記事にしましたが、同日の昼間、1位のロイの意識が向いていた先はロキのほうでした。ここではロキの起こした?騒動を振り返ってみます。

ロボがいなくなってから何やら色気付いてしまったロキ(
参照記事)。今回もまた懲りずにマロにアタック…マロはほぼ無表情で寝そべってました。

そこへ素早く1位のロイ登場!「お前、分かってんだろうな〜?」と睨みをきかせます。

ここではとりあえず、上位のロイの言うことを渋々受け入れたロキ。近くにはメス1位のリロ(右端)も様子を見ていました。「ロキったらいや〜ね〜」とリロとマロが話してるみたい(笑)

「ちぇっ…」と言いたげな表情のロキ。ロイがしばらくマロを守っていたこともあり、この時は、場を去るしかありませんでした。
この直後、ロキが欲求不満を晴らすかのように
オオカミ弾8を起こし、それを咎めるように?ロイの
オオカミ弾9になりました。
二つの出来事を挟んだあとの続きは折り畳みます。

近くにロイがいないことを確認しながら、またマロの元へやってきたロキ。どうやら全く懲りてない様子…この太々しい表情ったら。

マロが伏せたまま、ひとりで腰をカクカクし始めます(苦笑)マロの無表情っぷりもすごい。

巡回していたロイが見逃すはずはありません。猛ダッシュでロキに迫り

ドーンと力一杯体当たり!

吹っ飛ばされても諦めないロキ、マロに取りすがるようにして腰を振り続けます…おいおい…!

マロが「助けて〜」なのか「誤解なの〜」と言っているのか、ロイの口元を必死でペロペロしています。その間にもまだ乗っかろうとしているロキ。

ピョロっと出ているのに気がついて、ロイがカッとなったのが分かりました。

うなり声をあげながら猛然とロキにマウントするロイ。でも、ロキはなかなかマロから降りようとしません。一度興奮してしまうと、なかなか収まらないものなのかな?

マロが逃げようと身体を起こして、更に変なことに(笑)メス1位のリロも駆けつけてきました。

リロがマロを牽制したりして、4頭でもみくちゃに(苦笑)
以前からここでは書いてきましたが、多摩のオオカミたちは1位以外の交尾は許さないという方針です。アルファ夫婦がいなくなっても、オス1位のロイ、メス1位のリロ共にこの方針は変わっていないようです。今のところ、ロイは他のオス個体の交尾を許さない、リロは他のメス個体の交尾を許さない、というふうに性別でハッキリと分かれて取り締まっているように見えます。
リロがオス個体に構わずマロに牽制しているのは、「私のほうが上位のメスよ(だからあなたは交尾してはダメ)」と知らしめるためなのだと推察しています。

これ以上粘るのはまずいと思ったのか、隙を見て一散に逃げるロキ。ほんと逃げ足だけは早い…(笑)

ロイは追いかけて牽制しようとはせず、「あいつ、ホント仕方がないな〜」と呆れた表情で見つめていました。

ロキは全く懲りてない様子でした。こりゃあまたやるだろうなあ…。
それにしてもロキはなにやら解放されすぎて、今まで以上に図々しく好き勝手になってきたようです。ロイからキツいお咎めがなかったのは幸いですが、もしこの行動をメスの発情期に起こしていたら…と思うと怖いところであります。ロキがこうして自分勝手に行動するようになったこともまた、ロボがいなくなった故なのかな、と考えさせられた出来事でした。