当日に記事にした通り、多摩タイリクオオカミ一家のアルファオス、ロボが2014年2月23日に亡くなりました(
公式発表)。

モロのときは病気だと分かりやすかったのですが、ロボの場合は、亡くなる1ヶ月前の検査でやっと病気だったと分かったほど、最後まで弱いところを見せることなく亡くなりました。
…私自身、まだ悲しみが抜けきれておらず…、ここは回顧録だけで終わらせようとも思ったのですが、他の来園者の方々やネット上で「ロボは亡くなる前どんな様子だったのか?」と尋ねられる機会が多かったので、私が観察できた彼の、最後の3ヶ月間の記録を綴っておくことにしました。長くなりますが、おつき合い頂ければと思います。
ネロがオメガに転落して、だんだん怪我が酷くなってきた
2013年11月30日のロボ。

この日はネロを守りながら、ロイをマークし、示威行動をする頼もしい様子を見せてくれました。

ロイが兄弟たちに威張っている?ところへ、調子に乗るなよ〜と群れに入ってきたロボ父ちゃん。

下手に出るロイにご満悦?

これはまた別の時間に、ロイを叱ってから、目が合ってドヤ顔された一枚(笑)この日はこういう表情が多かったです。
行動的には通常通り、アルファの役割をこなし、マーキングも片足をあげてしていました。収容後は一頭で給餌され、与えられた肉は全て平らげていたように思います。
続きは折り畳みます。
本格的に寒くなってきた、12月7日。

ロボ、片足をあげることなくマーキングしていました。この様子は群れの皆は見ていなかったようです。とうとう老化現象が来たかな、とこの時点では思っていました。

記憶が曖昧ですが、秋の終わりぐらいに一度、モートに降りて上がれなくなり、一頭でキューンと鼻鳴きする姿を見たことがありました。もしかしたらそのときから少し、足腰に来ていたのかもしれません。この日はなんとか、上に登ることができていました。

昼間は寝ている時間が多かったです。でも、これもいつもと同じなので、体調の変化とはとれず…。

兄弟のもみ合いを仲裁する父ちゃん。役割もいつも通りこなしていました。

ロイの兄弟への示威行動がしつこいのでおかんむり(笑)

子供たちも変わらず「父ちゃんリスペクト」で、挨拶も通常通り見られました。ロボの表情だけを見ていると、ヘラッとした笑顔は少ないですが、特に調子が悪そうだったり、不機嫌だったりする様子は見られませんでした。
次の記事は年末までの様子を綴ります。