この夏に、右耳の付け根に大きな怪我を負ったメロ(
参考記事)。
現在は、傷跡は残るものの、すっかり治っています。闘争で負った怪我は何度も見てきましたが、痛々しい見た目とは裏腹にどの個体も治りが早いことに驚きます。
ですが、モロはまだまだメロの怪我が心配なようです。メロが怪我をしてから、よくこうして舐めてやっている光景を見かけます。
この日は、ロボもメロを心配してか一緒にペロペロ…
「怪我の具合はどうだ?」と会話しているようです。ペロペロされてるメロのほうは、嬉しいようなそうでないような複雑な表情。
以前から、モロはメロに寄り添っている時間が多いのです。順位に関係なく、こうしてピッタリと傍についていることが多いモロ。末っ子4頭の中で一番身体が小さく、大人しい印象のメロですから、なにかと守ってあげたいのかもしれません。
同様に、ロボも何かとメロを気にかけているのが伺えます。この特別な扱い、他の個体には全くしないのです。末っ子組は全体的に両親に甘やかされていますが、メロへの態度だけはなんとも不思議です。
毎日舐められているのでしょう、いつまでたっても毛がはえ揃ってきません(苦笑)いつもガビガビしています。
メロからもモロに甘えてみたりもしていますが、この光景はあまり見られません。圧倒的にモロが気にかけている場面が多く見られます。両親の過保護な愛情、メロ本狼はどう思っているのか…言葉が話せたら、聞いてみたいところです。
最近わからなかった順位メモ
メス…モロ>リロ>チロ>メロ>マロ>ミロ メス組はここのところ、この順位で安定。
オス…ロボ>ロイ>ネロ>ロト>ロキ>セロ オス組は2と3が微妙。この日はネロがロイに下手に出て甘えているような場面がありました。全体順位は、アルファ以外は基本的にオス全頭→メス全頭の順だそうです。
続きは折り畳みます。
閉園前の一時間、室内での給餌の様子が見られました。
この日は16時からトラの収容とともにオオカミたちも室内にいったん収容となり、そこでミニガイドと給餌が行われました。
待ちきれない様子のロボ父ちゃん。フェンスの上に飛び跳ねてます(笑)
以前から「どうやってみんなに均等に与えてるのかな?」と思っていましたが、これで疑問が一気に解消しました。
餌は手のひらに収まるくらいの馬肉です。この他に、鶏頭が隣の部屋に撒いてありました(馬肉のあとに隣の部屋のシュートを開け、争奪戦になります)。
みんな、すごい勢いで檻にがぶり寄ってきますが、飼育員さんはそれぞれの口元にお肉を持っていき、一頭一頭順番にあげていました。お肉を口に入れてもらった個体はもぐもぐしながら一旦後退するので、その隙に他の個体が寄ってきます。
口元に持っていくことで、きちんとお肉をくわえらるし、そのまま飲み込むにも無理のない大きさなので、他の個体と取り合いになることもなく、おやつのホネッコの時間よりも静かな食事風景でした。
これは、顔を完璧に見分けられる飼育員さんならではの方法ですね。