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今日ものんびり動物園

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新・シャモア放飼場

アジア園の一番奥の住人、シャモア。先月中頃までは展示を中止していましたが、その間に放飼場をリニューアルしたようです。
全景
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今までは土の斜面で、こぶがでこぼこあるものでした。崩れるのを防ぐために所々木で補強してある…という作りでしたが、全てコンクリートに。
前から見るとこんな感じ。
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急斜面なのは変わらずですが、今までよりもシャモアたちが見やすく(探しやすく?)なりました。コンクリの色がちょっと寒々しいですけどね…。
シャモア舍には現在親子2頭が暮らしています。
こちらは息子のモンブラン。
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多摩に来園したときよりずいぶんと大きくなりました。もう立派なオスです。
新しい放飼場はどう?
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「下に草が生えてないし、ついでに周りも剪定されちゃったから、つまみ食いができないよ〜お腹すいたんだ!」
食べ物を探しつつ、となりのアルプスにアプローチしつつ、新しい放飼場を行ったり来たりしてました。ただ、足取りは慎重な感じでゆっくり。
こちらはお母さんのアルプス。
新・シャモア放飼場_b0245634_12415499.jpg
彼女はモンブランよりも神経質で、手前のえさを食べ終わると、あまり人のいるところへは近寄りません。お隣のモンブランがたまに「かまって〜」と柵のそばで立ち上がりますが、それもイヤそうに飛び退ったりしていました。
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モンブラン以上に慎重に放飼場を上り下りしている様子。一歩一歩、蹄をそおっとおいている感じでした。
早く慣れるといいね。



元々こういった山間にすんでいる動物なのでこういう作りなのは賛成なのですが、お隣のターキンや、オオカミのようにもうちょっと岩がごつごつした感じにできなかったのかな、と。コンクリはざらざらした感じだったので大丈夫でしょうが、角度が急なのに凹凸が曲線ばかりなのが気になります。雨の日や落ち葉で滑ったりしませんように…。

モンブランのお父さんであるヤックルは、昨年亡くなったようです。原因は分かりませんが、老衰というにはまだ若かったような気がしています。亡くなったとの発表はなく、掲示がひっそりと「現在シャモアは2頭だけ」と書き換えられていました。ヤックルはとても風格のある個体で好きだっただけに、なんだかなあ…という感じです。せめて「亡くなりました」の掲示くらいはしてほしかった。
で、ヤックルが展示されなくなった頃から、ときどきアルプスとモンブランの間にあるドアが開放されているのに気がつきました。もしかして…ターキンと同じように親子間交配・繁殖を目指しているのかなあと思ってなんとも言えない気持ちに。
今のところ、アルプスはモンブランに対して、近寄るのもすれ違うのもイヤ!というふうで、モンブランが近寄ると急いでその場を離れます。一方、モンブランはアルプスに興味があるようです。オスとしてなのか、息子としてなのかはよく判りません。2頭がどうなっていくのか、今後も注視していきたいです。
by hana440 | 2012-04-11 11:00 | 多摩動物公園 | Comments(0)