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カテゴリ:多摩動物公園(オオカミ)( 214 )

帰らないロト(2016/9/17)

暑いけれど、少しずつ秋の気配がしてきた9月中旬の多摩のオオカミたちの様子です。
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この日は一日を通して穏やかな時間を過ごしていたのですが、収容時にアクシデントがありました。

担当さんがいつも通り、「お部屋に入るよ」の合図でベルを鳴らし、シュートが半分開きます。
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他の3頭がすんなり入って行く中、入口でためらうロト(オス9歳)。
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挙動不審でこちらを振り向きます。…どうしたの?
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ロトが入らないため、先に部屋の前まで行ったオスたちが、再び放飼場に飛び出してきました。ロトも一緒にシュートから離れます。
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オオカミたちが帰らずに放飼場を駆け回るのは、この獣舍に引っ越した当初はよくある光景だったのですが、最近は久しぶりでした。こういうとき、何故かみんな楽しそうに走り回るのはなんでかなあ(笑)
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軽く半周して、再びシュートに戻ってきた3頭。ちゃんとお部屋に帰るかな?

続きは折り畳みます。

うだうだ
by hana440 | 2017-02-15 18:48 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

放飼場の飛来物(2016/8/13)

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夏真っ盛りの多摩、オオカミたちは気温が高い間の動きはなくなり、茂みの影で休んだり、水浴びをしたりとのんびり過ごすようになりました。そんななか、放飼場に珍入物を見つけたときの、大放飼場のメンバーの様子です。
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夕方に入った頃、ロイ(オス9歳)が何かを咥えて丘の上に登ってきました。口元にオレンジ色の何かが見えます。
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どうやらビニールテープのようでした。風で飛んできたのかな?
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丘の上に来ると口から放して、ニオイをクンクン。…間違って食べたらダメだよ〜
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こういう時は何故か、他の個体は離れていても素早く勘付いて集まってきます(笑)ロキやロトが寄って来たタイミングで、ロイは興味を失くしたのか去っていきました。あまりオモチャには適さなかったみたい。残念〜

放飼場に人工物(ビニール袋やパンフレットなど、主にゴミ類)が飛んでくることはままありますが、物によってオオカミたちの反応は様々です。続きは折り畳みます。

やはりニオイつけ!(笑)
by hana440 | 2017-01-23 17:41 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

宥め役・チロとロイの心配り(2016/7/16、7/30)

7月の多摩オオカミ、大放飼場のメンバーの様子を二日分まとめて。春頃から続いている、ロキ(オス8歳)とロト(オス9歳)の小競り合いですが、6月頃に一旦決着がついたものの、群れ全体になんとなく不穏な空気は漂ったままです。
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この日はロトからロキへの挨拶もみられましたが、ふたりともまだ表情が強張っていました。

そんななか、群れの雰囲気を良くしようと頑張っていた様子なのが、メスのチロ(10歳)。
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いつもはあまり長い時間じゃれ付くことはないのですが、機嫌を取るようにロトにまとわりつきます。
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別の時間にも。ロトのほうは穏やかに受けていましたが、なんとなく固い感じ…
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ロキにも同じようにまとわりつく姿が目立ちました。この2頭に積極的に絡んでいくあたり、少し普段と違って見えます。
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チロ自身は楽しそうにも見えるので、私が深読みし過ぎなのかもしれませんが、この日(10日)の彼女の行動から、もしかして、群れ内の雰囲気がまた剣呑になってきたのかな…?と感じました。彼女の挨拶を受けるロキやロトが、いつもより比較的固い表情だったのも気になります。

続きは折り畳みます。

隣を気にする
by hana440 | 2017-01-12 14:55 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

ニオイ付け大好き!(2016/7/10)

暑い日差しの中、揃ってモートに降りた大放飼場のメンバー4頭。
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3頭が違うニオイを嗅いでいる中、ただひとり違う場所でゴローンしてる個体が…ロト(オス9歳)ですね(矢印)。
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夢中になってゴロスリしているのを見て、みんなが集まってきました。しばらく尻尾を振りながら戯れ合っていた様子でしたが…
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ニオイの元となった大きなホネを咥えて、ロトが飛び出してきました。他のメンバーは地面についたニオイのほうが気になるみたい。
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軽快な足取りでホネを咥えてジョギングするロト。こんないかにもな形のホネを咥えて走るオオカミ、初めて見たかも〜(笑)
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このホネの取り合いになると思ったのですが、どうやらみんな無関心の様子。ロトも誰も追いかけてこないのを確かめて…

続きは折り畳みます。ニオイ付けする様子と、この日の4頭の関係を少し。

ニオイフェチ・ロト
by hana440 | 2017-01-09 22:16 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

謹賀新年 2017

新年あけましておめでとうございます。
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今年も宜しくお願い致します。動物たちにも、皆様にも、楽しく和やかな年でありますように!
多摩のオオカミたちは、元気いっぱい楽しく過ごせる年になりますように♪


酉年…好きな鳥がたくさんいるので誰にしようか迷ったのですが、縁起物のタンチョウで。
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金沢動物園のタイラくん(25歳)です。小首を傾げた仕草がキュートでしょ?金沢のタンチョウ舎は手作り掲示が楽しく、とても静かなところでお気に入りです。タイラくん、意外と良く動いてくれます。お嫁さんは来ないのかな〜?なんて毎回思っています。

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今年も引き続き多摩のオオカミたちを観察することは勿論ですが、お隣のモウコノウマや、着々と帝国を築いていくシマオイワワラビー一家、そして横浜から母子が移動して来たオランウータン家族の様子など、多摩で気になる動物がたくさん。
それに加えて…
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ズーラシアのリカオンたち、昨年1月産まれの四つ仔たちの成長や、昨年10月繁殖したゴウ&シー夫婦の子育ての様子も観察しにいきたいと思っています。まだ公開日は決まっていませんが、こちらは今年から継続観察になりそうです。初めて見るリカオンの子育てがどんなものなのか、今からすごーく楽しみです!

今年もやはり多摩とズーラシアと、ほか関東の園をぐるぐるとしながら、運良くお休みが取れたら遠征に行きたいなと思っています。継続観察している動物たちの記事が多くなるかもしれませんが、動物に興味を持って頂けるような、また笑顔になって頂けるような記事を書いていきたいと思います。どうぞ今年もおつきあいくださいませ。
by hana440 | 2017-01-01 17:38 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

良いお年を 2016

今年も当ブログを訪問してくださった皆様に心からお礼申し上げます。
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日々の疲れを癒し、新たな知見を齎してくれる動物たちと、彼らとともに頑張ってらっしゃる園館の皆様にも、深く深く感謝致します。今年も楽しい時間を、ありがとうございました。

毎年のことですが今年も仕事が忙しく、昨年よりも休暇を取ることができなかったため、遠征も、ブログ更新も控えめな年になりました。ついに北陸には行けませんでしたので、来年こそは、サスケとメリーに会いに行きたいと思っています。
近隣の園、特に多摩とズーラシアで過ごすことが多かった一年ですが、それでも訪問のたびに「一日じゃ時間が足りない!」と思いながら帰ってくる日ばかりで、いったい私の「動物を見ていたい欲」はどこまで果てしないんだろう…と途方に暮れる一年でもありました(笑)来年もそれは続きそうです。

今年も訪れた園での動物との新たな出会いはもちろん、飼育員さんやzoo友さんとお話しする機会も多くなり、楽しい一年となりました。皆様、いつもありがとうございます。
来年も、どうぞ宜しくお願い致します。良いお年をお過ごしください。

毎年恒例の、オオカミ総括は続きからどうぞ。

病気の一年
by hana440 | 2016-12-31 22:57 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(2)

ミロ、波瀾万丈の狼生 4(2015〜2016年11月まで)

前々前回から続くミロのオオカミ生、最期までの2年間を振り返ります。
14〜15年冬にかけての繁殖期は、メス同士の闘争が再び激化し、アルファが存在しない影響で大怪我を負う個体が増えました。そのため、次々と群れのメンバーが入れ替わりました。
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(以下2015年撮影)
15年初は、一番の味方だったリロと、積極的にミロを威圧していたチロが怪我をして隔離になり、ミロとメロのメス2頭・オス4頭の群れで展示されていました。メロはもともと中位が長く、好戦的ではなかったため、彼女と一緒の時期は序列確認のみで激しい闘争に発展することはありませんでした。その点では、このグループ分けのときまでが、弟妹と一緒にいる比較的穏やかな時期だったと思います。
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ところが、2月の中旬からメロと入れ替わりにチロが合流すると、雰囲気は一変。チロは1位のロイとともに、頻繁にミロを追いつめるようになります。
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それでも春くらいまでは外で休んでいたミロ。トンネルは同じく下位のセロが逃げ込む場所でもあったので、ミロが寝る場所はガラス面の角のほうと決めていたようです。これは担当さんが入れてくれたオモチャを楽しんでいるところ。このときは少し余裕もあったようでした。ただ仲間同士の遠吠えに積極的に加わる様子はなく、いつも上位からは離れた位置にいて、他個体とコミュニケーションをとることはありませんでした。
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余談ですが、この冬のミロがオオカミ生いち、おデブだった時期でした。冬毛だけでモコモコしてるのではなく、お腹の辺りが明らかにポッコリ。このあと糖尿病を患うことも予想できる体型ではありました。
ただ、病気の要因は給餌が原因ではないことが後々判明しましたので、それは後述します。

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繁殖期が終わるにつれてミロへの攻撃が沈静化するかと思っていましたが、逆にオス個体が加わったことにより激しさを増していきます。収容間際になると、必ずと言っていいほどシュート前で上位がミロを攻撃する様子が見られるようになりました。
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初春以降は、ミロは再び複雑な表情を浮かべるようになり、上位個体を恐れてトンネルの中で過ごす時間が多くなっていきました。また攻撃により、過去に負った頭の怪我が再び裂けてしまったり、新たに負傷することにもなりました。5月には決定的な大怪我を負ったため、ミロは弟妹から隔離されることになりました。

ここまで振り返った5年間、ほとんどをオメガとして虐げられて来たミロ。やっとやっと、その役目から解放されました。ここから晩年までは、のんびりと余生を過ごすことになります。
長くなります。続きは折り畳みます。

いつも穏やかな表情だった
by hana440 | 2016-12-31 17:56 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

ミロ、波瀾万丈の狼生 3(2013・新獣舎時代〜2014年)

前々回から、ミロのオオカミ生を振り返る記事の続きです。
2013年の4月下旬に、待望の新獣舎が「アジアの平原」エリアとして公開になりました。ロボ一家は全頭が、今までの倍以上の広さがある大放飼場に展示されることになります。

引っ越し前、まだ繁殖期が終わっていないまま、弱いオメガの状態で移動を経験することになったミロ。4月中旬に放飼練習を開始するまでは、家族とともに、狭い獣舎の中で過ごしていました。
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(以下2013年撮影)
おそらくまた激しい闘争があったのでしょう。新放飼場で出会ったミロの姿は、無事だった左耳が折れ、再び頭部を怪我した痛々しい状態でした。新しい放飼場を満喫する家族を尻目に、ほとんどの時間をトンネルの中で過ごしていました。繁殖期が完全に終わる初夏までは、こうしてトンネルを中心にした生活をしていたと思います。
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初夏になると頭の怪我も回復し、徐々に外で過ごす姿が見られるようになりました。
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家族みんなでパトロール。ミロは後ろのほうに加わっています。
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笑顔の写真もたくさん撮れていて、選ぶのが大変でした(笑)

長くなります。続きは折り畳みます。

穏やかな二年間
by hana440 | 2016-12-31 14:13 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

ミロ、波瀾万丈の狼生 2(2012〜2013年・旧獣舎時代)

前回からの続きで、ミロのオオカミ生を振り返ります。
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(以下2012年撮影)
ミロがオメガの地位にまで落ちてしまったのは、2012年の1月に起こった、繁殖期のメス同士の序列闘争がきっかけだったと思われます。
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前年の秋にオメガになったマロとは、最下位を巡って牽制し合う関係になりました。ここでミロはおそらく、マロの容量の良さや気の強さに負けてしまったんだろうなと推測しています。ここから長い長いオメガ生活が続くことになりました。
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家族みんなで挨拶合戦が始まったときに、少し離れたところから見ているだけで加わらないことも多くなりました。この頃は自立心が高まってきて、独り立ちしたいという意志の現れでもあったようです。その態度が弟妹の反感を買い、オメガへの転落を加速させた要因にもなりました。
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12年始はメス同士の闘争がとても激しく、ミロ(黄矢印)はメス個体だけでなく上位の弟たちからも集団で攻撃されることがありました。そんな中、メス上位の末妹・リロ(赤矢印)だけは、ミロを攻撃するメス個体を牽制し、守るような行動をとっていました。
これは今回、改めて過去の写真を見返していたときに発見できた事項です。ロボ一家が現在のようなグループ分けになる直前、リロはミロの味方をしていましたが、それはもう随分と昔から続いていたことだったようです。あまり交流はないふたりでしたけど、リロはミロのことをずっと想っていたのだなと分かり、嬉しくなりました。

続きは折り畳みます。

まだ家族の交流はあった
by hana440 | 2016-12-30 21:09 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

ミロ、波瀾万丈の狼生 1(2010〜2011年)

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16年11月に亡くなった多摩オオカミ一家の長女・ミロ(享年11歳)。追悼の意味を込めて、彼女のオオカミ生を振り返ってみたいと思います。
まずは旧獣舎時代の、2010年から2011年末まで。
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(以下2010年撮影)
コンデジ撮影分の2008〜2010年の秋ぐらいまでの写真は見つからず…。かろうじて見つけたこの写真、ミロは中断の左から2番目の個体です。みんな、若いですね〜
この頃私は個体識別ができていなかったので、ミロはzoo友さんに「良きお姉さん個体」と教えて頂きました。
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確かに今当時の写真を掘り返してみると、メス同士の諍いを仲裁したり、母モロの補佐的な役割を担っていました。モロのようにガウガウと激しく叱る場面はあまり見られず、穏やかな対応をしていたため、印象に残る個体ではなかった記憶があります。それ故か、私が識別できるようになったのは消去法で最後のほうでした。

長くなります。2011年以降は折り畳みます。

下位に転落、そしてオメガへ
by hana440 | 2016-12-30 17:56 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)