今日ものんびり動物園

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カテゴリ:多摩動物公園(オオカミ)( 217 )

セロとマロの同居(2016/10/15)

前々回、同居していたミロが入院し、独りになってしまったセロ(オス9歳)。
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10月の初め頃から、同じく単独展示だった、同腹のマロ(メス9歳)と一緒に暮らすことになりました。表題の日は同居から数日経っており、2頭の関係も落ち着いてきた頃の様子です。
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単独展示の個体はマロとメロの2頭がいましたが、マロが選ばれたというのは、おそらく今までの様子から考慮されているのでしょう(参照記事)。
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独りになって1年4カ月、マロの態度はほとんど変わることなく、常に大放飼場のメンバーを気にして鼻啼きを繰り返していました。セロと同居したことにより、そんな淋しそうな時間は格段に減りました。一切やらなくなった…わけではないのが、マロの「集団(群れ)」に対する依存度の表れなのかなと思っています。それでも、だいぶ表情が明るくなり、フェンス際以外の場所を歩くことも増えたのは本当に良かったです。

さて、セロの様子はと言うと…。続きは折り畳みます。

再会を喜ぶ
by hana440 | 2017-04-12 18:57 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

氷解のあとに再び難あり(2016/9/24)

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表題の日は雨の降る一日でした。午前中は茂みや穴の中、こんな雨ざらしの場所でも、丸まってぐっすりだった大放飼場の4頭です。

16年3月頃からお伝えしてきたロト(オス9歳)とロキ(オス8歳)の小競り合いですが、夏を超え、月日を追うごとに少しずつ氷解していくのが分かりました。
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茂みから起きて来たロト(右)が、ロキに挨拶をしています。奥では、ロイ(オス9歳)が抜かりなく見守っていました。
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このときのロキは権威を誇示しようとする意思は見られなく、お互いにゆるゆると尻尾を振り、友好的な雰囲気に見えました。
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すれ違うときに、若干ロトのほうが緊張しているようでしたが、ロキの気まぐれで示威行動になるのを心配していたのかも。

この半年でロトは少しずつ、自分がロキよりも下位であることを認め、そう振る舞うようになりました。自分が反抗することで群れの雰囲気がギスギスするのは、何よりロト自身が落ち着かない様子。ロキが気まぐれを起こさないように、慎重に対処していくようになりました。彼の態度にはまだ、ロキに含むところはありますが、とりあえずは決着がついたかな?
ロトロキの関係が沈静化してきたと思ったら、今度はロイとロキの間に少しずつ変化が出てきました。

続きは折り畳みます。

1位は俺だ!
by hana440 | 2017-03-21 16:58 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

独りになったセロ(2016/9/17)

前回と同日、午前中に小放飼場に出ていたセロ(オス9歳)の様子です。
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前回記事で述べた通り、この日はセロと一緒に暮らしていたミロ(メス11歳)が入院して数日後。夏からセロは単独展示でしたけれど、もう部屋に帰ってもミロの姿はありません。この個体掲示もなんだか淋しく見えました。
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私がオオカミ舍に着いた時は、トンネルで眠っていたセロ。
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しばらくすると起きだしてきて、フェンス際で遠吠え…。応えるメンバーは誰もいませんでした。セロが小放飼場に居るとき、自ら遠吠えを始めるのは珍しいことです。
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何も応えが返ってこないのを確かめると、再びトンネルに戻ってきてゴロリ。なんだか思案げな表情に見えますね…。

この日は交替の時間まで、以前よりも落ち着きのないセロでした。
続きは折り畳みます。

ミロを探している
by hana440 | 2017-03-03 13:21 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

帰らないロト(2016/9/17)

暑いけれど、少しずつ秋の気配がしてきた9月中旬の多摩のオオカミたちの様子です。
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この日は一日を通して穏やかな時間を過ごしていたのですが、収容時にアクシデントがありました。

担当さんがいつも通り、「お部屋に入るよ」の合図でベルを鳴らし、シュートが半分開きます。
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他の3頭がすんなり入って行く中、入口でためらうロト(オス9歳)。
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挙動不審でこちらを振り向きます。…どうしたの?
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ロトが入らないため、先に部屋の前まで行ったオスたちが、再び放飼場に飛び出してきました。ロトも一緒にシュートから離れます。
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オオカミたちが帰らずに放飼場を駆け回るのは、この獣舍に引っ越した当初はよくある光景だったのですが、最近は久しぶりでした。こういうとき、何故かみんな楽しそうに走り回るのはなんでかなあ(笑)
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軽く半周して、再びシュートに戻ってきた3頭。ちゃんとお部屋に帰るかな?

続きは折り畳みます。

うだうだ
by hana440 | 2017-02-15 18:48 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

放飼場の飛来物(2016/8/13)

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夏真っ盛りの多摩、オオカミたちは気温が高い間の動きはなくなり、茂みの影で休んだり、水浴びをしたりとのんびり過ごすようになりました。そんななか、放飼場に珍入物を見つけたときの、大放飼場のメンバーの様子です。
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夕方に入った頃、ロイ(オス9歳)が何かを咥えて丘の上に登ってきました。口元にオレンジ色の何かが見えます。
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どうやらビニールテープのようでした。風で飛んできたのかな?
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丘の上に来ると口から放して、ニオイをクンクン。…間違って食べたらダメだよ〜
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こういう時は何故か、他の個体は離れていても素早く勘付いて集まってきます(笑)ロキやロトが寄って来たタイミングで、ロイは興味を失くしたのか去っていきました。あまりオモチャには適さなかったみたい。残念〜

放飼場に人工物(ビニール袋やパンフレットなど、主にゴミ類)が飛んでくることはままありますが、物によってオオカミたちの反応は様々です。続きは折り畳みます。

やはりニオイつけ!(笑)
by hana440 | 2017-01-23 17:41 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

宥め役・チロとロイの心配り(2016/7/16、7/30)

7月の多摩オオカミ、大放飼場のメンバーの様子を二日分まとめて。春頃から続いている、ロキ(オス8歳)とロト(オス9歳)の小競り合いですが、6月頃に一旦決着がついたものの、群れ全体になんとなく不穏な空気は漂ったままです。
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この日はロトからロキへの挨拶もみられましたが、ふたりともまだ表情が強張っていました。

そんななか、群れの雰囲気を良くしようと頑張っていた様子なのが、メスのチロ(10歳)。
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いつもはあまり長い時間じゃれ付くことはないのですが、機嫌を取るようにロトにまとわりつきます。
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別の時間にも。ロトのほうは穏やかに受けていましたが、なんとなく固い感じ…
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ロキにも同じようにまとわりつく姿が目立ちました。この2頭に積極的に絡んでいくあたり、少し普段と違って見えます。
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チロ自身は楽しそうにも見えるので、私が深読みし過ぎなのかもしれませんが、この日(10日)の彼女の行動から、もしかして、群れ内の雰囲気がまた剣呑になってきたのかな…?と感じました。彼女の挨拶を受けるロキやロトが、いつもより比較的固い表情だったのも気になります。

続きは折り畳みます。

隣を気にする
by hana440 | 2017-01-12 14:55 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

ニオイ付け大好き!(2016/7/10)

暑い日差しの中、揃ってモートに降りた大放飼場のメンバー4頭。
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3頭が違うニオイを嗅いでいる中、ただひとり違う場所でゴローンしてる個体が…ロト(オス9歳)ですね(矢印)。
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夢中になってゴロスリしているのを見て、みんなが集まってきました。しばらく尻尾を振りながら戯れ合っていた様子でしたが…
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ニオイの元となった大きなホネを咥えて、ロトが飛び出してきました。他のメンバーは地面についたニオイのほうが気になるみたい。
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軽快な足取りでホネを咥えてジョギングするロト。こんないかにもな形のホネを咥えて走るオオカミ、初めて見たかも〜(笑)
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このホネの取り合いになると思ったのですが、どうやらみんな無関心の様子。ロトも誰も追いかけてこないのを確かめて…

続きは折り畳みます。ニオイ付けする様子と、この日の4頭の関係を少し。

ニオイフェチ・ロト
by hana440 | 2017-01-09 22:16 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

謹賀新年 2017

新年あけましておめでとうございます。
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今年も宜しくお願い致します。動物たちにも、皆様にも、楽しく和やかな年でありますように!
多摩のオオカミたちは、元気いっぱい楽しく過ごせる年になりますように♪


酉年…好きな鳥がたくさんいるので誰にしようか迷ったのですが、縁起物のタンチョウで。
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金沢動物園のタイラくん(25歳)です。小首を傾げた仕草がキュートでしょ?金沢のタンチョウ舎は手作り掲示が楽しく、とても静かなところでお気に入りです。タイラくん、意外と良く動いてくれます。お嫁さんは来ないのかな〜?なんて毎回思っています。

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今年も引き続き多摩のオオカミたちを観察することは勿論ですが、お隣のモウコノウマや、着々と帝国を築いていくシマオイワワラビー一家、そして横浜から母子が移動して来たオランウータン家族の様子など、多摩で気になる動物がたくさん。
それに加えて…
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ズーラシアのリカオンたち、昨年1月産まれの四つ仔たちの成長や、昨年10月繁殖したゴウ&シー夫婦の子育ての様子も観察しにいきたいと思っています。まだ公開日は決まっていませんが、こちらは今年から継続観察になりそうです。初めて見るリカオンの子育てがどんなものなのか、今からすごーく楽しみです!

今年もやはり多摩とズーラシアと、ほか関東の園をぐるぐるとしながら、運良くお休みが取れたら遠征に行きたいなと思っています。継続観察している動物たちの記事が多くなるかもしれませんが、動物に興味を持って頂けるような、また笑顔になって頂けるような記事を書いていきたいと思います。どうぞ今年もおつきあいくださいませ。
by hana440 | 2017-01-01 17:38 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)

良いお年を 2016

今年も当ブログを訪問してくださった皆様に心からお礼申し上げます。
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日々の疲れを癒し、新たな知見を齎してくれる動物たちと、彼らとともに頑張ってらっしゃる園館の皆様にも、深く深く感謝致します。今年も楽しい時間を、ありがとうございました。

毎年のことですが今年も仕事が忙しく、昨年よりも休暇を取ることができなかったため、遠征も、ブログ更新も控えめな年になりました。ついに北陸には行けませんでしたので、来年こそは、サスケとメリーに会いに行きたいと思っています。
近隣の園、特に多摩とズーラシアで過ごすことが多かった一年ですが、それでも訪問のたびに「一日じゃ時間が足りない!」と思いながら帰ってくる日ばかりで、いったい私の「動物を見ていたい欲」はどこまで果てしないんだろう…と途方に暮れる一年でもありました(笑)来年もそれは続きそうです。

今年も訪れた園での動物との新たな出会いはもちろん、飼育員さんやzoo友さんとお話しする機会も多くなり、楽しい一年となりました。皆様、いつもありがとうございます。
来年も、どうぞ宜しくお願い致します。良いお年をお過ごしください。

毎年恒例の、オオカミ総括は続きからどうぞ。

病気の一年
by hana440 | 2016-12-31 22:57 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(2)

ミロ、波瀾万丈の狼生 4(2015〜2016年11月まで)

前々前回から続くミロのオオカミ生、最期までの2年間を振り返ります。
14末〜15年にかけての繁殖期は、メス同士の闘争が再び激化し、アルファが存在しない影響で大怪我を負う個体が増えました。そのため、次々と群れのメンバーが入れ替わりました。
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(以下2015年撮影)
15年初は、一番の味方だったリロと、積極的にミロを威圧していたチロが怪我をして隔離になり、ミロとメロのメス2頭・オス4頭の群れで展示されていました。メロはもともと中位が長く、好戦的ではなかったため、彼女と一緒の時期は序列確認のみで激しい闘争に発展することはありませんでした。その点では、このグループ分けのときまでが、弟妹と一緒にいる比較的穏やかな時期だったと思います。
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ところが、2月の中旬からメロと入れ替わりにチロが合流すると、雰囲気は一変。チロは1位のロイとともに、頻繁にミロを追いつめるようになります。
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それでも春くらいまでは外で休んでいたミロ。トンネルは同じく下位のセロが逃げ込む場所でもあったので、ミロが寝る場所はガラス面の角のほうと決めていたようです。これは担当さんが入れてくれたオモチャを楽しんでいるところ。このときは少し余裕もあったようでした。ただ仲間同士の遠吠えに積極的に加わる様子はなく、いつも上位からは離れた位置にいて、他個体とコミュニケーションをとることはありませんでした。
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余談ですが、この冬のミロがオオカミ生いち、おデブだった時期でした。冬毛だけでモコモコしてるのではなく、お腹の辺りが明らかにポッコリ。このあと糖尿病を患うことも予想できる体型ではありました。
ただ、病気の要因は給餌が原因ではないことが後々判明しましたので、それは後述します。

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繁殖期が終わるにつれてミロへの攻撃が沈静化するかと思っていましたが、逆にオス個体が加わったことにより激しさを増していきます。収容間際になると、必ずと言っていいほどシュート前で上位がミロを攻撃する様子が見られるようになりました。
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早春以降は、ミロは再び複雑な表情を浮かべるようになり、上位個体を恐れてトンネルの中で過ごす時間が多くなっていきました。また攻撃により、過去に負った頭の怪我が再び裂けてしまったり、新たに負傷することにもなりました。5月には決定的な大怪我を負ったため、ミロは弟妹から隔離されることになりました。

ここまで振り返った5年間、ほとんどをオメガとして虐げられて来たミロ。やっとやっと、その役目から解放されました。ここから晩年までは、のんびりと余生を過ごすことになります。
長くなります。続きは折り畳みます。

いつも穏やかな表情だった
by hana440 | 2016-12-31 17:56 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)