前回に引き続き、16年3月に産まれたモウコノウマっ仔のジャスミンと家族の様子〜
前回から一週間後、群れ入りを果たしたジャスミンは、単独で放飼場を歩いたりするように。まだ生後1カ月くらいですが、パーニャお母さんから離れて行動する時間も多くなってきました。
ひとりで気ままに歩き回るジャスミンの後ろを、ずっと付いて回るイルムーン…(笑)4月生まれの仔馬2頭が群れに加わるまでは、イルムーンはほぼ一日、ずっとジャスミンのそばにいました。初めての妹に興味津々だったようです。
この日は春のぽかぽか陽気。日向に佇むジャスミンですが…
だんだんと、目蓋が…(笑)
そして、大胆にもその場で横臥してしまいました。なんだか平べったい〜
それにしても、放飼場のど真ん中、何も隠れるものがない場所でこんなに堂々と横になるとは思いませんでした(笑)
続きは折り畳みます。
さすがにこういう時には、パーニャお母さんが近くに来て見守っていました。でも、決して起こさないところが彼女の大らかさを表してるような気がします。放飼場はそれだけ安心できる場所になっているのでしょうね。
ジャスミンが寝ているのを見て、慌ててイルムーン(左)とザルツァがやってきました。
ふたりとも、心なしか心配そうな表情。鼻を寄せたイルムーンに、ジャスミンが応えます。
どこか具合が悪いのかと思ったようで、母仔ふたりでジャスミンの身体をチェックしていましたが「ただ眠かっただけ」と分かると安堵したようでした(笑)
ザルツァが去ってしまっても、イルムーンは少し心配そうに傍で佇んでいました。本当にいいお姉さんだなあ〜
イルムーンは本当に良く面倒を見ていましたが、ジャスミンはひとりで行動するほうが楽しかったようで、2頭で一緒に遊ぶシーンはこの月齢の時はあまり見られませんでした。こうして少し後ろからずっと見守り続けるイルムーンが、ちょっと切なかったりして。
イルムーンを筆頭に、群れの皆がジャスミンを慈しむ雰囲気がとても優しかった、春の一日でした。
(2016.4)