引き続き、天王寺動物園のチュウゴクオオカミれぽ。中央の大放飼場には10年生まれのメス個体が2頭で終日出ていました。
朝は2頭とも良く歩き回っていました。天王寺動物園の会報誌「
なきごえ」をもとに識別にチャレンジしてみましたが、左がメラ、右がメグだと思われます。
メラが遠吠えを始め、それにじゃれ付きながらメグも一緒に遠吠え。これが2軒隣の両親を起こすきっかけになってくれました。
2頭の関係性も見える場面がありました。続きは折り畳みます。
ブロックの中で毛繕いをしていたメラに、尾を振りながら近付いて行くメグ。
メラは鼻に皺を寄せて抗議。メグの態度はそんなに威圧っぽくなく、場所を譲ってとか、出てきてよ〜とかそんな感じにも見えました。
結局、メラ(右)はブロックから出てきてメグにガウガウ抗議。態度を見ると、若干メラが上のような気もしますが、お互いに優劣はない雰囲気で、このやりとりもふざけてやってる印象。2頭だけだから、ハッキリ順位を付ける必要性がないのかな?
少しだけガウガウしあったあとは、ケロッとしているメラ。この個は機嫌限良さそうな顔をしている時間が多かったです。
メグも抗議を受けてシュンとした様子は全くなく、あっさり通常モードに。一緒に出ているだけあって、仲もいいし、順位もそんなに変わらないのかもしれません。
私が見ていた時間内では、メラのほうが活発で、砂場を掘ってみたり、クルクル常同したりと良く動き回っていました。
午後は2頭ともあまり動きがなく、このブロックの周辺で休んでいることが多かったです。上がメラ、下がメグ。
(たぶん)メラ。顔も身体も、傷がほとんどなく綺麗です。色は白目。
(たぶん)メグ。「なきごえ」の写真は1年以上前なので、他の個体との識別が難しいですが、マズルや顔の傷を照らし合わせると、おそらくメグだと思います。彼女は識別のためか、両耳に切れ込みを入れたみたいですね。これで識別しやすくなりました。
次回はトイレ側のオス個体をそれぞれ記事にします。
(2016.5)