表題の数日前に積雪があった多摩。
とはいえ、そんなに積もったわけではなく、放飼場の雪はアイスバーンになって残っていました。メインの第一放飼場はこんな積もり具合。
こちらに出ている4頭は、収容が近くなるまでガラス前でぐっすりでした。雪で遊んだのは、降った当日くらいだったそうです。もっと積もれば良かったのにねえ。
第二放飼場はというと
こちらは第一より残っている雪が少なかったです。日当りがいいため、粗方溶けてしまった様子。
この日、第二放飼場の午前の当番はセロ(オス8歳)単独でした。いつも一緒にいるミロ(メス10歳)は高齢で足腰が弱くなってきたため、足場の悪い雪や雨の日などは室内で過ごすことになりました。
この日、セロが単独で出ているのを見るのは初めて。彼がひとりで過ごす様子を綴ります。
続きは折り畳みます。
フェンス越しに、第一のメンバーを眺めていたセロ。彼の姿が見えても、誰も起きてきませんでした(笑)すると…
うーんと伸びをして
フェンスに身体をスリスリ〜
第一のメンバーや来園者をチラ見。
反対を向いてスリスリとしたあと
大きなあくびを一つして、下へ降りて行きました。身体が痒かったのか、第一のメンバーの気を引こうとしたのかは謎。
急いでガラス面に行ってみると、クンクンしながら探索中でした。
整腸のために青草を探していたようです。冬なので、あまり青い草は生えてなく、短いものを探して食べていました。このあとはお決まりの吐き戻しでスッキリ。
ひとりでも、いつも通りかなあと眺めていましたが、何となくいつもより自信がなさそうです。
マーキングの回数も少なめ。尻尾が水平になっている時間も少なめ。そして何より、白目が出がち(笑)
今まで、あまりひとりで放飼されることがなかったから、ちょっと挙動不審なのかも。
しきりにモウコノウマの向こうを眺め、匂いを嗅いでだりして、何かを待ちわびているようでした。シュートの前で全力待機はしてなかったけど、交替の時間が来るのを心待ちにしていたようです。
さすがに落ち着いた性格なので、鼻啼きしたり、隣へ必死に話しかけたりなど、淋しそうなそぶりは見せなかったセロですが、いつも一緒にいる家族(ミロ)が一緒に出ていないことに、ちょっとだけ心細かったのかな〜、なんて思った冬の日でした。