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国内のオオカミ一覧

2017年1月時点での、国内の動物園で飼育されているオオカミの一覧です。血縁が分かるように、亡くなった個体も記述してあります。
シンリンは血統が3系統あるため、文字の色を分けてみました。
緑色=富山系(サスケxナナの子孫)橙色=旭山系(ケンxマースの子孫と親族)、その他=黒です。
亡くなった個体はグレーの文字になっています。
随時更新していきます。間違いや誤字などを発見した方は、コメント欄でご指摘ください。

・シンリンオオカミ

旭山動物園(全頭が旭山系のため色省略) 北海道旭川市
父母    ケン♂(2007年カナダ生)、マース♀(2008年生)
2011年生 レラ♀、ヌプリ♂、チュプ♀(13年11月没)
2012年生 ノンノ♀、カント♀、(16年12月没)
2014年生 ワッカ♀、[移動]ミナ♀(16年4月平川へ)
2015年生 ノチウ♂、フミ♀

備考:16年1月、ヌプリ・カント・ミナを群れから隔離、バックヤードで別飼育へ。4月、ミナを平川へ移動。12月、カントが子宮蓄膿症で死亡。
現在、本来の「群れ」として展示されているのは当園のみ。
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円山動物園(全て富山系) 北海道札幌市

父母    ジェイ(2005年富山生)キナコ♀(2000年到津生、13年1月没)
2010年生 ルーク
2011年生 ショウ♂、[移動]ユウキ(15年12月とくしまへ)

備考:現在、ジェイ・ルークの2頭展示と、ショウ単独での展示。
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大森山動物園 秋田県秋田市

ペア    シン(2005年富山生)、ジュディー♀(2006年生)

備考:繁殖のため、冬期開園中に非展示の可能性あり。訪問の際は要確認。
ジュディーは群馬から来園したが、もともとの出自は不明(海外からと思われる)。
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群馬サファリパーク(父ゼットン♂以外は全て富山系) 群馬県富岡市

父母    ゼットン♂(2007年アメリカ生)キュー♀(2005年富山生、16年5月没)
2009年生 ビートン♂、エフィー♀、ワトソン♂(13年頃没)
2010年生 ベクトル♂、シートン♂、ターボ♂、フィリップ
      [移動]ロジック(平川へ)ヨットン♂・マッハ(共に東京動物専門学校へ)
伯母    サクラ♀、キララ(共に2005年富山生)

備考:現在は分散展示。駐車場側に♂の息子たち5頭、反対側の新放飼場にゼットン♂とサクラ♀組が展示されている模様。
キュー、サクラ、キララは富山生まれの姉妹(同胎♂がジェイ、ジャック、シンで6頭兄妹)。
子供たちの母親であるキューは、16年5月16日に腎不全にて死亡。父親のゼットンはサクラとペアを組み替えたそう。
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富山市ファミリーパーク 富山県富山市

ペア    サスケ(2003年生)メリー(2007年カナダ生)

備考:サスケはナナ♀(10年没)との間に、ジェイ・ジャック・シン♂、キュー・サクラ・キララ♀の計6頭の子供をもうけている。現在の全国のシンリンオオカミのルーツ。
メリーは旭山のケン♂と同胎。旭山から10年末に富山へ来園。
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東山動植物園 愛知県名古屋市

父母    ジャック(2005年富山生)、ソニア♀(2008年カナダ生)
2010年生 マイケル♂、ティト♂、ジャネット
2011年生 ゲンキ♂、ヒカル♂、ノゾミ
その他個体 アオイ♀(2008年カナダ生)

備考:現在は分散展示。新獣舍はソニア単独、ティト・ノゾミ組、マイケル・ゲンキ・ヒカル組。旧獣舍はジャック・ジャネット組、アオイ単独。区分けしてあるので、全ての個体が同時に見られる。
アオイは国内のどのシンリンとも血縁がない。
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とくしま動物園 徳島県徳島市

ユウキ(2011年円山生)

備考:ユウキは15年12月に円山動物園から移動。今後繁殖を目指すとのこと。
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平川動物公園 鹿児島県鹿児島市

ペア     ロジック(2010年群馬生)ミナ(2014年旭山生)
       サン♀(2006年生、15年12月没)

備考:サンは大森山のジュディーと同胎。15年12月に腸捻転で死亡。ミナは16年4月に旭山動物園から移動。
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シンリンは以上です。別亜種は折り畳みます。



・ヨーロッパオオカミ

多摩動物公園 東京都日野市

父母     ロボ♂(2000年モスクワ生、14年2月没)、モロ♀(推定1998年生、13年8月没)
2005年生  ミロ♀(16年11月没)、ポロ♂(08年12月没)
      [移動]サン♀、ゾロ♂、ロコ♀(共に浜松にて没)

2006年生  チロ♀、ロン♂(13年3月没)
2007年生  ロイ♂、ロト♂、セロ♂、マロ♀
2008年生  ロキ♂、ネロ♂、リロ♀、メロ♀

備考:現在は分散展示。大放飼場にチロ・ロイ・ロト・ロキ。小放飼場は、セロ・マロ組、ネロ・リロ組、メロ単独の3組で、午前午後の交替展示(展示ローテーションはランダム)。
小放飼場の展示は15時半頃まで。室内展示あり。
ミロは療養中だったが、11月5日に糖尿性腎症で死亡。
将来を考慮して?多摩での表記は「タイリクオオカミ」となっている。
ロボ・モロはペアでモスクワ動物園から来園。ロボはモスクワ動物園にいたペアから誕生(人工哺育個体)。モロは野生保護個体。モスクワ動物園のサイトには、ロボの両親(と思われる)個体の写真が残っており、夫婦とも14年頃まで生存していたと思われる。
05年生まれのサン・ゾロ・ロコは浜松市動物園へ移動したのち死亡(死亡年はそれぞれ別)。

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浜松市動物園 静岡県浜松市

メイ♀(2006年生)ナッツ♂(2006年生、14年11月没)

備考:メイとナッツは2頭同時に、ベルギーとドイツの動物園から来園(どちらがどちらからか、は未確認)。ナッツは14年11月に尿管結石による膀胱破裂で死亡。
当ブログの関連記事→#ヨーロッパオオカミ





・チュウゴクオオカミ

天王寺動物園 大阪府大阪市

父母     チュンサン♂(2002年上海生)、ユジン♀(2004年上海生)
2009年生  元元(ゲンゲン)♂、楽楽(ララ)♀、萌萌(モンモン)♀、明明(ミンミン)♀
2010年生  ドゥドゥ♂、メラ♀、フェフェ♀、メグ♀、ミザ♀、ベネ♀、アリ♀(15年6月没)

備考:現在は分散展示。レサパン側の部屋にチュンサン・ユジン夫婦、トイレ側の部屋に♂(元元とドゥドゥ)2頭(繁殖期は単独で交替展示)、メインの部屋は♀1〜2頭ずつの組み合わせを交代で展示。
16年現在、国内のオオカミの中ではチュンサンが最高齢。
当ブログの関連記事→#チュウゴクオオカミ




以下は記録として…(ここ5年以内のものです)。

以前にオオカミを飼育していた動物園


・羽村市動物公園(シンリンオオカミ)
備考:2013年9月まで、国内最高齢の18歳で亡くなったオーク♂が飼育されていた。現在はシマハイエナ舎になっている。
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・とくしま動物園(シベリアオオカミ)
備考:2014年12月まで、コウゲツ♂(享年17歳)が飼育されていた。彼が亡くなったことで、国内ではシベリアオオカミが見られなくなった。以来ずっと空き獣舎だったが、15年末に円山からシンリンオオカミのユウキ♂が移動し、オオカミの飼育を再開した。
当ブログの関連記事→#シベリアオオカミ

・平川動物公園(シベリアオオカミ)
備考:2014年夏頃まで、カール♀(享年17歳)を飼育していた。彼女がいた頃は、シンリンオオカミとの交代展示だったそう。


オオカミ全般のことで当ブログを訪れる方が増えてきましたので、リストにしてみました。訪問や、個体移動のニュースがあった時などの参考になれば幸いです。


(以下は私の個人的な推論です)
シンリンは今のところ、若い個体たちは二血統だけ。次を考えた場合、国内では富山系と旭山系をペアにするしかなくなります。しかし富山系と旭山系のペアばかり作っては手詰まりになるため、10年以降生まれの若い個体たちの中では、ペアになって群れを作れる個体は限定されると考えられます。そのまた次の世代へ血を繋ぐためには、どうしても海外からの新規導入が鍵になってきます。そうまでして血を繋いで行こうとする動物園があるかどうか…。

ヨーロッパは高齢化に加えて新規導入の見通しなし、今の血を繋いでいく様子がありません。またチュウゴクは一血統しかなく、頭数が増えすぎて将来が不透明なのを考えると、どちらも今いる個体で飼育終了、もしくは頭数が少なくなったあとに新規導入になる可能性が高いと思います。多摩の場合は、別の亜種を入れることも考えられます。
個体の年齢を考えると、今いる個たちが見られるのは、ヨーロッパが短くてあと5年ほど、チュウゴクは短くてあと8年くらいと思われます。ただ、チュウゴクの場合は天王寺の将来構想で飼育推進種に入っていることもあり、かろうじて光明はありますが…。

近年の動物園では、ただ姿を見せるだけでなく、動物の生態に添った飼育・展示環境の整備が不可欠になってきました。大型で群れ飼育が好ましく、広い敷地が必要で、加えて将来は分散する可能性のあるオオカミは、昔ながらの檻獣舎で飼育することや、新しく獣舎を造って飼育を始めるには、とてもハードルの高い動物になっていると思われます。それに加えて人気のある他の動物よりも希少性がないこと、海外から比較的安価で導入できることを考えると、今いるオオカミたちのうち、どのくらいの血が続いて行くかは微妙なところです。

というわけで、もしオオカミに興味を持ってくださったり、誰か好きになった・気になる個体がいる方は、ぜひ実際に動物園へ足を運んで、そのオオカミに直接会うことをお勧めします♪
by hana440 | 2016-01-29 21:36 | 国内のオオカミ一覧 | Comments(3)
Commented by マリ at 2016-02-01 19:07 x
はじめまして。いつも拝見させて頂いております。初めてコメント書き込みさせていただきます。
オオカミのキナコを知ったのが去年・・・キナコが大好きでいろんな方のブログをさまよい続けたどりつきました。最近は多摩のオオカミに会うのが楽しみの一つです。一つ質問させて頂いてもよろしいですか?群馬サファリパークのゼットンファミリーのワトソンは亡くなっていたんですね?死因はやっぱり闘争でしょうか?ここは何故かオス、メスわけて展示しているんですよね?ゼットンのおだやかな性格が子供達にもあって激しい闘争はないと聞いていたのでちょっと気になりました。もしご存知であればお時間がある時で構いませんので教えて頂けたら嬉しいです。
最近キナコのことを知っていろんなことにショックをうけてもっとオオカミを知りたいと思いました。
Commented by hana440 at 2016-02-03 12:57
>マリ様
コメントありがとうございます。
群馬のワトソンは、やはり個体同士での闘争で亡くなったと詳しい方から伺いました。雌雄を分けて展示しているのは主に繁殖制限のためですが、母娘も別々にしているのは、反目しあった結果だそうです。
オオカミが群れで生活している以上は、序列を巡る闘争や、独り立ちしたいが故の孤立・対立は、たとえ性格が穏やかな個体でもあり得ることだと思います。私は群馬の群れは一度しか観察していませんが、半日見ている中でも、息子たち5頭の中での示威行動や軽い闘争が何度かありました。

ネット上や動物園でただオオカミを見ているだけでは中々分からないことも多いので、ぜひ生態を記した本などをお読みください。キナコやワトソンがどうしてそうなったか、の糸口がきっと掴めると思います。(それでも、どうして?がなかなか解明できないのが動物の奥深いところですが…)
Commented by マリ at 2016-02-09 15:43 x
お返事ありがとうございます。
ワトソンは闘争だったんですね。人間の価値観や感情そういったものとはまったく違うのは頭でわかっていてもびっくりさせられることが多いけど、動物にとってはそれが生きていることで生きるためのことなんだと改めて思わされました。キナコが何故ジェイに襲われて死んだのか、その糸口を探していました。たぶんそれすらもおかしな事なのでしょうけど...
オオカミの生態の本読んでみます。もっと知りたいと思いました。
ありがとうございました。