上野に行くと必ず立ち寄るのが、西園の奥に暮らしているフォッサたち。
いつも眠っていることが多いのですが、この日は珍しく活動的でした。
常同行動だと思いますが、放飼場を歩くときは全体をグルグルと忙しなく歩きます。
こちらはメスのアンバー。耳がよれよれになっているのが特徴です。
周回の途中で、食べ残したエサをつまみ食い…揃えた前足が可愛い〜
フォッサはマダガスカル島だけに生息する肉食獣。大きさはユーラシアカワウソより少し小さいくらいですが、可愛い見た目とは裏腹に鋭い牙を持っています。
続きは折り畳みます。オスのベザも〜
一方、お部屋のほうに行って戻ってきた、オスのベザ。彼は耳の形が綺麗なのが、アンバーと見分ける点です。
木にスリスリ…
ニオイつけかな?
こうしていると猫みたいですね〜
隣の木にも、身体全体でゴシゴシしていました。
もしかしたら、今が繁殖期なのかなあ。このペアが上野に来てだいぶ経つので年齢次第と思いますが、赤ちゃんが見られるのを密かに待っているのです。
心なしか達成感のあるお顔です(笑)
ニオイつけが終わったら、木の上に登ってきました。ガラス面からだと、間近で見ることができます。
樹上棲の動物なので、放飼場にはこうした木組みが渡らせてあります。一見木登りしそうにない四肢で、ひょいひょいと足取り軽く渡り歩くのです。
運が良ければ、こうしてガラスの真下に来てくれることも(^^) ベザ、調子はどう?
せっかくなので、前足にズームしてみました。爪は出し入れできないようです。
アンバーも近くでまったり…足の裏が見たかったけれど、この日は断念〜
フォッサは不忍池にあるワオキツネザルのデッキを渡り切ったところに獣舍があります。日本で飼育しているのは上野の、このペアだけ。滅多に見られない希少種をじっくり観察できるのは、上野ならではですね。
(2015.10)