昨年末に相方のオス・ナッツが亡くなり(
参照記事)、1頭になってしまったヨーロッパオオカミのメイちゃん(メス9歳)。どうしているのか心配でしたが、元気な姿を見せてくれました。
ライオン舍から向かったら、いつものお休みどころに。
名前を囁いてみたら、こちらに目線をくれて、ニオイを嗅いでくれました。昨年までのメイちゃんは来園者にこんなことしなかったので、とても驚きました。
オオカミ舍は木が大きく茂って、以前より木陰もでき、下がっている枝葉で身も隠せて、いい感じに。ナッツが掘っていたと思われる深い巣穴は、埋められていました。また、以前は通行止めだった裏の職員通路も、来園者が通行可能になったようでした。ナッツとメイ、2頭が一緒の個体紹介は外されています。
この日観察していて驚いたのは、メイちゃんがよく歩き回ること。表情も、昨年よりもずっと明るくなっています。
柔らかな表情。耳が寝ている時間も少なかったように思います。
こんなに溌剌とした表情のメイちゃん、初めて見ました!ビックリです。1頭になって、気楽になったのかな?
続きは折り畳みます。色んなメイちゃん。
(檻が邪魔ですみません)
地面のニオイをくんくん…
ゴロスリ〜
こんな開放的な姿も、私は見たことがなく新鮮でした♪
可愛いね。昨年少し赤くなっていたお腹の毛は、良くなったようで一安心。
歩きながらお鼻をぺろん。歩くのは退屈な常同行動という感じでもなく、軽くお散歩…といった印象でした。
カキカキ〜
今まで、こんなに表情が豊かなメイちゃんを見たことがなかったので、とても新鮮でした。一頭になることで、なにか心境の変化があったのか、それとも本来はこんな雰囲気の個体だったのか…。ちなみに、観察時間は毎年と同じくらいです。
軽くお散歩したらまた放飼場の隅で休む、を繰り返していました。近くに行くと、やはりこちらを見ます。人を嫌がったり、怯えている様子はありませんでした。
隅っこが落ち着くんでしょうか、放飼場の左角でもよく休んでいましたよ〜
閉園の音楽が鳴り始めた頃の表情。少しだけ昨年と似ているかな?でもオドオドしている様子はなく、鼻啼きや遠吠えなどもありませんでした。
またね〜、メイちゃん、元気でね。
心配が杞憂に終わって、本当に良かったと思います。元気で明るい表情を見せてくれて嬉しかった〜(^^)彼女も9歳と初老に入ったので、健康第一で穏やかに過ごしてほしい。また次回、元気な姿に会えるのが楽しみです。
(2015.5)