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マーキングと関係の謎(2014/12/23)

本格的な繁殖期に入った多摩のオオカミたちの様子、12月23日は本当に色々な出来事が観察されました。最後はマーキングを巡ってのあれこれです。
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放飼場のある場所にマーキングをする、メス最上位のリロ。彼女はモロ母ちゃんが亡くなってしばらくしてから、片足を上げて排尿するようになりました。ロボ父ちゃんが死亡しアルファがいなくなった状況でも、それは変わりません。そばでは1位のロイ(オス)が見ています。
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後ろ足でザッザッとニオイ付けをして…
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終わったときに、すかさずロイがその場所をクンクン。
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そしてなんと、リロのマーキングの上に自分も重ねたのです。今まではニオイを嗅ぐことはしていても、上からマーキングを重ねるところは見たことがありませんでした。狼の社会では、最上位のオスとメスがマーキングを重ねることは、アルファ夫婦の行動とされています。
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マーキングしながら、リロをじっと見つめるロイ。今までリロには全く気のない様子だったロイですが…、ここに来てアピールのつもりなんでしょうか?リロは気付いているのかいないのか、そのまま立ち去ってしまいました。
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同じように、後ろ足でしっかりとニオイをつけます。

続きは折り畳みます。




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ふたりがマーキングしたところに、兄弟たちが次々とニオイをチェックしにやってきました。
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印象的な反応だったのが6位のメロ。ニオイを嗅ぐなり、しゅんと萎れてしまったように見えました。ちょっとフラれた気持ちにでもなったのでしょうか…?
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気のせいかもしれませんが、このマーキングのあと、リロに対するメス個体の反応がいつもより過剰だったように思います。ただすれ違うだけ(リロに威圧の意志はない)なのに、随分と離れたところから低姿勢な表情のメロや…
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ただそばで立ち止まっただけなのに、威圧されたような表情を浮かべるチロ。
あのマーキングは、リロがメスの最上位というのをロイが公認した、なんて意味があったりして…。
何にしろ、このあとロイとリロが急接近するような展開はありませんでしたので、マーキング重ね付けの意味はよく分からないままでした。

その代わり、リロとメロの間で、ロキを巡って闘争がありました。
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モートで戯れ合うリロとロキ。そこへメロが寄ってきました。
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なんだかいい雰囲気のふたりに、水を差すように割り込もうとするメロ…
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と、リロがすかさずメロを威圧。メロは走って逃げ、リロが追いかけます。
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リロはメロを少し威圧して、またロキのほうへ戻ろうとしますが
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数歩後ろから、またロキの元へ行こうとしたメロを妨害するような仕草を見せました。まるで「ロキに近づくなんて許さない!」といった感じでした。
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ここで不思議なのが、ロキもこうして片足を上げてマーキングすること。ですが、彼の場合はロボ父ちゃんが健在でも、片足を上げて排尿していましたので、どういうつもりなのか全く分かりません。モートでしかやらない(=上位の目が届きにくい)ので、生意気をしているだけとも思われますが…。
リロが彼のマーキングに自分の尿を重ねるところは、これまで見たことはありません。この2頭、どういう関係なのかな〜
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ロキのマーキングあとを嗅ぎに来たメロを、またもや追い払ってしまうリロ。
もしかしたら、メロはロキにアピールしたくて近づき、それに気がついたリロが抑えていたのかもしれませんね。ちなみに、ロキは女子の駆け引きには知らん顔でした(苦笑)
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マーキングのことといい、好きな男子?を独占したい様子といい、昨年は見られなかった不思議な行動が次々と観察されて、ワケが分かりません。でもアルファがいない状況になってから、色んな顔を見せるようになって来たリロに、また成長を感じたことは確かです。
by hana440 | 2015-05-04 23:15 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)