「ほっ」と。キャンペーン

今日ものんびり動物園

hanazoo.exblog.jp
ブログトップ

混沌とする序列 1 (2014/3/23〜4/26)

ロボがいなくなってから、混沌としてきた様相の多摩のオオカミ兄弟たち。3月15日にネロを隔離したのち、ますますその度合いを深めることとなりました。ひと月ほどの間に起こった出来事を、1位のロイ(オス6歳)、そして暫定4位のマロ(メス6歳)の動向を中心に纏めてみました。
まずはオスたちから。
b0245634_21333322.jpg
ネロがいなくなったことも災いしてか、ますます暴君ぶりが目立つようになってきたロイ。このとき穴に追いつめていたのは、なんとロトでした。ロトのほうがいつも一歩引いた態度で上手に接していたこともあり、今までこの2頭の間では全くと言っていいほど諍いを見たことがなかったので、とても意外でした。
b0245634_21363850.jpg
だいぶやり合ったのでしょう、右耳の付け根や顔などに出血がありました。
b0245634_213842100.jpg
そしてもう一頭、負傷が目立ったのがロキ。耳の後ろと、左足の上部に咬傷がありました。この写真を撮った日は、ロイとは一定の距離を保ち、あまり群れの中へ加わる様子はありませんでした。
後日担当さんに伺ったところ、ロイ・ロキ・ロトの間で揉めた結果の負傷だったのだそうです。この一ヶ月ほどは室内でもかなり揉め事が起こっていたそう。ロイがあまりに乱暴だったから反感を持ったか、それとも1位の座をかけて挑んだのか、どちらかのような気がします。
もう一頭のオス、セロはというと…
b0245634_21434980.jpg
ネロがいなくなったことにより、オスの最下位はやはり彼になってしまったようでした。(右から2番目がセロ)オス3頭から攻撃されるのは相変わらずです。
b0245634_2145481.jpg
ロイの威圧の相手はやはりセロが多く、頻度もかなりありました。
b0245634_21481038.jpg
ただセロの場合は、わりと上手にかいくぐるため、怪我は全くなかったようです。彼は上位に逆らって上へあがろうという気持ちがないことも幸いしているかもしれません。

長くなります。続きは折り畳みます。




もう一つ、ロイが今までと違うのは、メスも牽制の対象に入れるようになったということ。
b0245634_21531043.jpg
写真の中央、チロが近くに来たミロを威圧しようと近づいていきます。ロイはその後方で、チロの動きを探っています。
b0245634_21552760.jpg
チロはミロを睨みながら駆け寄っていきます。おそらくミロを助けるためでしょう、右からリロがやってきました。一方、ロイの視線はチロに注がれていますので、この時は上位らしく仲裁に入るのかと思っていました。
b0245634_2157545.jpg
しかしこのあと、チロに加勢してミロを追いつめに入っていったのです。リロが仲裁に入ってチロを抑えたことにより、この場は収束しました。このことがあって、群れの中でのオメガはミロに戻ったことが分かりましたが、今までロイが(オメガであっても)メス個体を攻撃するようなことは滅多になかったので、この行動には驚きました。
b0245634_2201693.jpg
1位になってから、権威を振りかざすばかりのロイ。一見すると彼を中心に纏まっているように見えますが、兄妹たちはその暴君ぶりに恐れをなして従っているようにも見えました。ベータだった頃の彼の働きぶりを見ていただけに、この状態はとても残念です。伴侶を得て初めて、アルファの役割に目覚めるのでしょうか…。

次の記事では、同じく乱暴さが目立ったマロについて纏めます。
by hana440 | 2014-12-20 22:12 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)