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今日ものんびり動物園

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東山のオオカミたち、今は…(旧放飼場編)

前回に続きGWの東山のオオカミたち、旧放飼場にいるジャックとジャネットの様子です。
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メインにはジャネットが。5月の時点では、ジャネットとアオイが交代で出ているとのことで、どちらに会えるかは賭けでした。昨年は会えなかったジャネットに当たって運が良かったです。
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「東山いちの美女」は今も健在。旧放飼場は緑も豊かなので、美しさが引き立ちます。
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放飼場を常同しながら、ときおり短く遠吠えを繰り返していました。他の場所にいるオオカミたちからの反応はなし。広い放飼場で一頭だと、淋しく聞こえますね。
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5月といえど気温が高かったからか、池で泳ぐ姿も見られました。
うまくいけばアオイと合流させると聞いていたジャネット。昨年、一度だけアオイと一緒に放飼場へ出されたそう。ですが、妙齢のメス同士だからか?あまりうまくいかなかったようで、今後、2頭が同じ放飼場に入ることはなさそうです。


続きは折り畳みます。





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サブのほうにはジャックがいました。手術してから療養中と聞いていて、この日は会えないだろうと思っていたので、これまた運が良かったです。尻尾は手術のあとで毛がありませんでしたが、動きを見ると、もうすっかり元気なようで安心しました。
公式ブログであった通り、病気の予防のために去勢されたジャック。繁殖制限以外でこういった処置をされるのは、あまり聞いたことがありませんでした。
ペットの犬では去勢するのはよくありますし、性格が丸くなったり、太りやすくなったり、何故かオスにモテたり、といった影響があったという話を聞いたことがあります。
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オオカミが去勢されるとどうなるんだろう?と、しばらくジャックを観察していましたが、昨年と特に変わった様子はなく、片足マーキングもしており、全く変わりない様子…。やっぱり野生動物はそうそう変わらないのかな(笑)この日は退院してようやく旧放飼場への馴致が始まったばかりで、ジャック自身も「ドタバタしていた(公式ブログより)」こともあり、細かい変化を感じ取れなかったのかもしれません。

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隣のジャックが気になる様子のジャネット。
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ジャックのほうはジャネットを覚えているようで、檻越しにかなり気にしていました。ジャネットは、遠くから檻のそばにいるジャックを眺めて…、ジャックが奥へ行くと檻の近くへ。ジャックが近づくと慌てて離れる、を繰り返していました。振り向いたときの表情が、少し困惑しているようにも見えます。自分の父親だという認識はあったのかな?
現在、ジャックとジャネットは一緒に展示されるようになったそうです。これで、少しはジャネットの淋しさが解消されるかな。次回、会いに行く楽しみが増えました。

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東山いちの美女が、ここでひっそりと狼生を過ごすのもなんだかもったいないなあ…、と正直思ってしまいます。
また、国内では、富山系でも旭山系でもない第三の血統を残せるだろう存在のアオイが、このまま単独で飼育され年老いていってしまうのが残念でなりません。
…かといって、東山単独ではどうしようもないことでしょうけども…。こうして会えることには感謝しないといけませんね。

今回、東山でご一緒して頂いたMikaさんから、東山の狼たちのエピソードを伺いました。ありがとうございます。そのことに私なりの考えを合わせて纏めてみました。
東山に限った話ではないですが、国内のシンリンオオカミたちのなかで0〜4歳までの世代は、今後、国内だけでは血統が行き詰まることが目に見えています。狼は今のところ希少とは言いにくい動物ですが、このままだと国内で見られなくなる日も来るかもしれません。
血を繋げて行くために、JAZAや飼育園館を中心に新しい動きがあるといいなと切に思います。
by hana440 | 2014-08-08 15:15 | 東山動植物園 | Comments(2)
Commented by Mika at 2014-08-21 22:38 x
遅ればせながら、東山狼たちの記事を読ませていただきました。
仲間と離されてしまったものの、昔のように美しいジャネットの姿が戻ってきたのは、観察する者にとっては嬉しいですが、本狼はどう思っているのか?そう考えると複雑ですが、野生のものならばいずれは独立するのが狼ですから、最善の策を採ったのだと思うようにしています。
とは言え、色々と考えさせられますね。
仰る通り、動物園の狼達の行く末は、あまりいい未来が待っていないかも知れませんが、個人的にはジャネットをはじめ、ジャックやソニア、マイケル達、個性的で素晴らしい狼達に巡り会えたことは幸運に思います。
何か、うまく言えませんが…
Commented by hana440 at 2014-08-22 12:12
>Mikaさん
先日はありがとうございました。案内して頂けたおかげで、色々な出会いがあって楽しかったです♪
そうですね、ジャネットに関しては、独り立ちと考えると今の姿が本来のものですよね…。でも、この先ずっと独りで過ごすのかなあ…と思うと、国内の園館で協力して、いいサイクルを作り出せないのかなと欲張ってしまいます。小さい頃から知っているオオカミたちだけに、東山の個体にはより幸せに過ごしてほしいなとも思っています。
欲張りを言うとキリがないですが(笑)、それぞれの姿を見られるように配慮してくれている東山は素晴らしいですよね。そのことには本当に感謝しなくちゃと思います。