今日ものんびり動物園

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ロボ、最期までの3ヶ月間 4

前回に引き続き、2014年1月のロボの様子から最期までを綴ります。
次に様子を見に行ったのは1月11日。
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この日も、この定位置でずっと寝ているロボ父ちゃん。寝返りは打ちますが、目が少し空ろでした。
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でも3日に見たときよりも、少し堂々とした雰囲気が戻っていました。収容の時間になって起き上がり、子供たちが騒いでいる中、警戒しながらも放飼場を歩いていました。
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歩様はゆっくりですが、そんなに衰えを感じるほどの速度でもなく、やはりいつも通りに見えました。
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皆が行き交っている丘の上にうっかり登ってしまったら、やはりこの態度…。この日もコミュニケーションは見られず、子供たちのほうはなんとなくロボを気にしているようでしたが、そこから挨拶に行く個体はいませんでした。
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尻尾はかろうじて股には入れない状態です。
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11日のロボの全身。3日と変わらず、水以外を採らなくなって10日以上が経っていました。観察している限りでは、空腹で苛つく様子もなく、身体が痩せてきたようにも見えませんでした。前々回と前回の記事からよく比べると、段々と毛並みが悪くなっています。真冬で換毛期ではありませんから、体調の変化が毛並みに現れていたのかもしれません。

続きは折り畳みます。





上述から6日後の1月17日、検査をするために麻酔を打ち、レントゲン撮影と採血が行われました。このときの麻酔が絶食状態の身体に負担をかけたのか、急に起き上がれなくなり、群れとは部屋を分けて過ごすことになります。
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二日後、1月19日のロボ。奥の部屋で寝たきりになっており、群れが収容されたときに少し、首をあげて見ている顔がわずかに見られました。これが、私がロボに会った最後の写真になりました。目にはまだ、力があるように思えます。
奥の部屋には防寒や衛生のためかブルーシートが敷かれており、ロボの両頬は吐瀉物と思われる黄色い汚れが付いていました。
このときに出た検査の結果では、深刻な異常が見つからなかったそうです。この日の時点では、精神的なストレスや老化の可能性があるかもしれないとの見解でした。肝臓癌は、簡易の検査ではなかなか見つかりにくいそうです。

ここからあとは、zoo友さんと担当さんから直接お話を伺った情報です。毎回丁寧にお知らせをくださったzoo友さん、しつこく病状をお訊きしても嫌な顔一つせず教えてくださった担当さんに心から感謝致します。いつも本当にありがとうございます。

【1月21日】(zoo友さんより)お昼頃に獣医さんのトラックが来てケージに入れられ、動物病院へ搬送される。ケージが到着してから数分で運び出されたとのことで、ロボは無抵抗だったのではとのこと。入院して精密検査を受けることに。
そのまま獣舎に戻すことなく、動物病院で療養生活へ。
【1月25日】(zoo友さんより)絶食状態は変わらず。色々と試してみるが、餌に興味を示さず。強制的に与えると吐いてしまう状態。
【2月9日】精密検査で、肝臓の数値が悪いとの結果が出る。状態は変わらず、水以外は摂取できず、点滴でもたせている状態。獣医さんの見立てから、もう回復の見込みはないとの宣告があったそう。自力で少し体勢を変えることもでき、目に力はあるものの、担当さんが撫でても反応する気力はないようだとのお話でした。
【2月23日】朝、獣医さんが出勤してきたときに亡くなっているのを確認。
死亡後すぐに解剖が行われ、死因は肝臓癌と判明しました。膵臓からの転移だった可能性もあり、他の内臓へも広がっていたようです。担当さんは毎日様子を見に行ってらしたそうで、前日に会いに行ったときは意識もハッキリとしていたようだったし、しゃんと起きていたと仰っていました。

最期まで苦しい様子はいっさい見せずに逝ったロボを思うと、なんともいえず涙が出てきてしまいます。きっと相当に苦しかっただろうに、本当に本当に良く頑張ったと思います。家族に見守られて逝くことが叶わなかったのは悲しいですが、「強いロボ父ちゃん」のままに子供たちの前からいなくなったのは、ある意味では良かったのかもしれません…。
心から、ロボの冥福を祈りたいと思います。

ロボの最期までの記録は、これで終わりです。次の記事では、ロボと家族の思い出と、たくさんの写真の中から、お気に入りのものを綴ろうと思います。
by hana440 | 2014-04-09 10:47 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)