今日ものんびり動物園

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ロボ、最期までの3ヶ月間 3

前回からの続きです。年が明けた、2014年1月2日のロボの様子。
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放飼場にロボの姿がなかったので、もしやと思い、室内を覗いてみたら…奥のステージで寝そべっている父ちゃんが。
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たまたまキーパーさんのバイクの音で起きてきたので、試しに名前を呼んでみました。するとこの表情…なんだか、心細い感じの顔をしています。左前足の付け根あたりに、咬傷が見えます。
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足を痛めたようにひきずり、しきりに舐めて気にしていました。前述の通り、セロに噛まれた跡が気になっていたようです。
この日は他のキーパーさんだったので、「具合が悪いようだ」との伝聞のみでした。
子供たちの収容前にロボに給餌がありましたが、匂いを嗅いだあと口にすることはなく、ステージの下へ戻ってしまいます。その後皆が室内へ帰ってくると、怯えた様子で耳を下げ、尻尾を股に入れて、ステージの奥で縮こまる様子が見られました。子供たちは「そっとしておこう」な状態なのか、特にロボに挨拶に行く個体は見られません。今までに見たことのないロボの表情に、とても心配になって帰りました。

続きは折り畳みます。





この当時は前述した事情を知らなかったので、ロボの体調が心配になり、翌日の1月3日も様子を見に行ってみることに。
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この日の朝は外に出るか出ないか、ロボがシュート前で逡巡していたため、お水を撒いて強制的に出したそう。日中は、いつもの茂みの定位置でずっと寝ていました。時々目を開けたり、体勢を変えたりするものの、この場所から移動することはなく、収容の時間を迎えました。もちろん子供たちとの接触や遠吠え参加はゼロ。
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収容前に子供たちが騒ぎ出すと、やっと起き上がったロボ。尻尾がピッタリと足についてしまっています。昨日と変わらず怯えた様子のロボに心が痛みました。
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誰かがそばを通り過ぎただけで、こんなふうに緊張した表情を浮かべていました。病気で弱っていたことを考慮しても、この態度はちょっと卑屈すぎる気もするので、やはりセロに攻撃されたこともショックだったのかも…。ちなみに、子供たちは全頭とも、変わらずロボをアルファとして尊敬するような雰囲気だったそうです。
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子供たちがみんな獣舎へ帰っても、シュートへ向かおうとしないロボ。常連さんたちが「ロボ、帰ろうー」と何度も呼びかけますが、不安そうな顔でこちらを見つめるのみで、このあたりから動こうとしません。前日に気にしていた怪我は、やはりたいしたことは無いようで、歩様は少しヨタヨタしている程度で、いつも通りでした。
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結局この日はロボが室内に入ることなく、閉園時間に。「動きが鈍っているロボなら、攻撃を受けてもなんとか躱せるだろう」と踏んだ担当さんが、放飼場に入って、直接追い立てて室内に入れたそうです。お互い怖いでしょうに、本当に頭が下がります。
この日もまた、ロボが餌を口にすることはなかったそう。ロボの様子を見た担当さんは、食欲がないのは精神的なショックだけではないのかも、とのお考えも持たれたようです。

次の記事で最後にします。
by hana440 | 2014-04-08 10:52 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)