今日ものんびり動物園

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マロを中心に考える、群れの狼関係 2

前回からの考察、この記事ではマロとメス下位のメロ・ミロとの関係性を纏めてみました。

まずはマロとメロの関係から。
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メロ(左)はマロの下位にあたりますので、やはりマロから交流を持つことはあまりみられません。が、メロのほうは割とコンスタントにマロへ挨拶をしにいきます。
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マロもわりと柔らかくメロを受け入れているみたいです。上の写真2枚で注目して頂きたいのは、右で二頭を監視するように見ているメス1位のリロの存在。
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リロが監視している状況下では、マロも下位のメロを邪見にするわけにはいかないようです。
リロとメロは同胎だからかどこか結束の強いところがあり、マロがメロに示威行動をしようものなら、すぐさまリロの叱責が飛んでくるのです。
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(左がメロ、右がロイ)また、同様にベータのロイも末っ子のメロを可愛がっていることもあり、マロにとってメロは下位とはいえど、自分の権威を誇示しにくい存在のようです。
周囲にメロしかいない状況下でも、ほとんど示威行動はとらないので、マロにとっても可愛い妹という存在なのかも知れません。
それにしても全頭とうまく同じような距離をとっているメロの存在は、かなり不思議です。

続きは折り畳みます。次は姉・ミロとの関係。



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一方、メス最下位のミロには上位らしい態度を取っています。これはミロがオメガであった昨年からほとんど変わりません。
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威圧されて逃げるミロを追いかけるマロと、それを止めるリロ。冬に入ってから、マロのこういった示威行動が増えてきました。
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それでも少し関係が近くなっているのかなと思われるのは、ミロがこうしてマロに近づいて、なんとか挨拶ができるようになったこと。これはミロがオメガを脱したあたりからのような気がします。
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マロにとっては自分の権威を大きく誇示できる存在なので、この時季になるとやはり示威行動が目立ちます。昨年よりも攻撃的ではないのは、1位のリロがしっかりとマロを抑えているから。
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マロとしては、ミロの存在は自分の力を示すためのもので、好きとか嫌いの感情とは別に行動しているように見えました。ミロが上位にあがったら、また違う面が見られるかな?
それに比べてミロのほうは、メスいち乱暴なマロのことは決して好きになれないみたいです。耳を怪我した原因の一つに、彼女からの攻撃があったためと思われます。

こうしてマロと一頭ずつの関係を見直してみると、なかなか複雑なオオカミたちの関係性が少しだけ垣間見えてくる気がします。次回へ続きます。
by hana440 | 2014-01-14 10:37 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)