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今日ものんびり動物園

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ネロの零落(2013/10/12)

関西遠征から戻ってきた数日後、zoo友さんから「ネロが耳を負傷して元気がない」と教えて頂き、休日に様子を見に行ってきました。
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広い放飼場のなかの、見え難いモートの一番はじっこに、不貞腐れた顔で寝ているネロ(オス5歳)を発見。
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そばにはロボ父ちゃんがうたた寝していました。他の兄弟たちは近くにいましたが、みんなモートの上にあがって通常営業。
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その後、ネロが起き上がってきたときに右耳を負傷したのだと分かりました。すっかり傾いてしまっています。表情も、なんだかいつもと違ってヘロヘロ気味…尻尾はもちろん股の中。
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アップで撮ってみたけど、下からのアングルでないと傷の深さは分かりませんでした。もう出血は止まっていましたが、根元の筋肉をやられたみたいで、なにをしても立ち上がらない状態になってしまったようです。今まで特に目立った行動はしてなかったのに、一体なにをしちゃったんだろう?
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主な怪我の相手はやはり、ベータのロイのようでした。隙あらばネロを威圧しにやってきます。ネロはこの日は反抗せず、大人しく退散していました。

長くなるので続きは折り畳みます。




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一番奥のシュート前にいるのがネロです。飼育員さんを発見して家族が集まると、こんなふうに家族との接触を避けるようにして、遠巻きにワンコ座りしていました。
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でも、家族みんなが怖いわけではなく、やはり一番はベータのロイとロト、ロキのオス組のようです。メスたちには特に平気な様子だったので一安心。後ろ姿の個体は左からミロとリロ。リロはベータですが、今回の件にはあまり興味がないようでした。

このネロの態度を見ていると、数年前にセロがベータからオスの最下位に転落してしまった時を思い出してしまいましたが、今回はちょっと様子が違いました。
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奥からネロを威圧しているロイと、必死で逃げてきたネロ。彼を守るように、ロボがそばに寄って行きました。
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ロボはもちろんのこと、一つ上の兄・セロも、ネロを気にかけ、傷口を舐めたり、常にかばうような行動を繰り返していました。セロは下位になってから、こうして同じく立場の弱くなった兄弟を度々かばってきましたが(参照記事)、やはりここでも良い守役を務めているようです。
でも、この日は少しだけ順位の確認があり、そのときはセロも尾をあげて、ネロより立場が上であることを確認していました。これで、ネロはオスの最下位に転落した、ということが分かりました。
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一番緊迫したのは収容前。シュートの隅っこに追いやられたネロ、必死の形相です。
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ネロが視界に入ると示威行動をとろうとするロイやロト、ロキに対して、後ろからロボが見張り、セロは身体を割り込ませて諌めるように動いていました。ロボがこれだけ行動的になっていることが、オス兄弟の間でかなり緊迫した自体になっていることを伺わせます。

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この日はまだ、なんとなく自分の身に起こっていることを深刻に考えてなかった様子のネロ。でも、群れの最下位になってしまったのは、そんなに生半可な自体じゃありません。
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今まで誰も怪我をさせたことのないロイが流血沙汰になるまで攻撃していることが、ネロにとってかなり悪い状況だと思います。
セロのように、明るく前向きに開き直って、ベータとうまくやっていく処世術を身につけられたら良いけれど…「ギャングエイジ」のネロにはちょっと難しそう。これから、どうなって行くのか心配だらけです。
by hana440 | 2013-12-02 10:48 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)