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果てなき闘争 2 (2013/1/12)

【!閲覧注意!】以下、オオカミたちのとても酷い怪我の画像ばかりですので、見たくない方はページを閉じてください。癒し系、またはカッコイイ類の写真は一切ありません。ごめんなさい。
このブログはオオカミの観察日記が主旨でやってますので、自分の記録のために記事にしています。








前回の記事(1/19加筆しました)の続きです。
4日から一週間後の、1月12日。この日は一日オオカミ前には居られなかったので、メスたちの行動はほとんど観察できませんでした。しかし、見て一瞬で、一週間の間に闘争がさらに激化していることが判りました。本当に惨状でした…。
メス個体の、確認できた怪我の写真を記録として残しておきます。

まずは左目のキワ?を怪我していたリロ。
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わりと平気そうな顔をしていたので安心しました。でも、まだ左目は腫れが引いていない様子。右前足の大きな傷も、まだ良くなっていませんでした。
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なんだかしきりにペロペロしているなあと、よく見てみたら、パッキン部分も少し、咬傷があるようです。でも、動きはいつも通りのようでした。右前足以外は、特に痛めてはいない様子。

そして、きっと主な相手になってるだろうメロは……更に酷くなっていました…。
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見た時に言葉を失いました。あまりにも……。血もまだ流れ続けていたようなので、新しい怪我のようです。動きも、更に弱々しくなって、あまり段差のあるところは上り下りしていなかったと思います。
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横顔が見えると思ったよりすごい怪我だと判ります。マズルの肉がめくれ上がってしまっています…。しきりに前足や舌で気にしていましたが、「あんまりいじらないほうが良いよー…!」って、何回言ったことか
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額から顔全体が腫れ上がっていました。額の傷もあまり良くなってません。腿や首筋にも、血は出ていませんが、牙の痕がついています。深い傷になってないと良いのだけど…。ここまでやられているのを見ると、次に闘争になった時に「まさか」が起こってしまうのでは、と心配になりました。
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(左からメロ、リロ)そしてやっぱり…ここまでボロボロになっているのに、私が見ていた短時間だけでも闘争がありました。この時はモロもロボも、傷の深いメロをかばっていたように思います。

翌日から、メロは展示場に出されなくなりました。治療を受けて回復してくれていると良いのですが…彼女が今どうしているのか、詳しいことは判っていません。とにかく、無事であることを願っています。

姉たち2頭の様子は折り畳みます。





4日は無傷だったミロとチロが、新たに怪我をしていました。
まずはチロ。
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ぱっと見いつも通りに見えますけど、右耳がかなり垂れ下がっています。
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もともと、大きく切れ込みがあったり、内耳炎のようなものが出来たことがあったりと、右耳だけ何かあることの多いチロ。今度は根元を大きく怪我したようです。…こんなに折れてしまうほどの怪我だと、もしかしたらもう、耳は立ち上がらないかもしれません。この日は後ろを向いてくれなかったので、怪我の度合いはよく分からず。動きはいつも通り。

続いてミロ姉…も、メロに次ぐ酷い怪我でした…。
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巣穴から出てきた時は、あまりの怪我の酷さに足がすくみました…。メロと同じく、額に大きな咬傷。一昨年〜昨年にかけての冬にも、同じような怪我をしていたミロ姉。
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血は流れていなかったので、何日かたった怪我なのでしょうけど、こちらも酷いです。動きはメロほど弱々しくはなかったけれど…彼女も隔離して治療をしてほしいと思いました。…で、彼女もしきりに口回りをペロペロするので見てみたら…
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マズル先の、下のパッキンがざっくり切れて、今にも離れそうに……。正面からだとちょっと判りにくかったですが、次の日に横顔が撮れたので、次の記事で。
しかしミロは去年あたりから、とくに顔面の大怪我が多すぎです。群れから離れたい様子で巣穴に籠るようになってからは、闘争で9(子供たち)対1になることも多く、ロボやモロの仲裁もなかなか間に合わなかったりで…ロンではなく、彼女のほうを隔離したほうが良かったんじゃないかとすら思います。
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(手前チロ、奥のドアのところにミロがいます)ミロの怪我はおそらく、チロとマロが主犯だと思われます。この日はチロが特に、ミロに攻撃的な様子でした。

メスのあと1頭、マロは、群れから離れた場所にずっと寝ていて、バイクの音などがしても起き上がることがなかったので、怪我をしていたかは確認できませんでした。寝姿を見る限りでは、多少の牙痕はあったものの、そんなに深手を負った様子はなかったので安心しました。
…逆に考えると、この日軽傷だったリロとマロが、闘争に強い個体なのだと判りました。次の日の観察でそれがハッキリしたように思います。

それと、まったく予想できなかったことがもう一つ。
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メスと対照的にオスはのんびりな雰囲気…。
なんと、群れ2位のオス、ネロがいなくなっていました。4日は、確かに展示場にいました。
ネロが、今回の惨劇に関わっていたから隔離されたのか?は定かではありませんが、展示されなくなっていることは確か。翌日13日にも、17日にzoo友さんに確認して頂いたときも、ネロの姿は見られませんでした。
もともと…新獣舎の群れ分けにネロの名前が挙がっていたので、もしその準備ならば異論はないのですが、新獣舎はまだ工事中のようですし…どうしているのでしょう?説明がまったくないので何やら判りません。一週間の間に何があったのかも気になります。
メロのように酷い怪我をして入院、とかはたぶんないと思いますが、元気でいてくれることを願っています。

最近はネロがロボの代わりに、メスたちの仲裁をしているところも見られるようになっていたので、彼がいないことも、メスたちの大怪我の原因になっているのではないかと考えています。ロボやモロが、もっときちんと闘争を止められると良いのですが…悲しいことに、衰えが見え始めている証拠なのかも…。

こんなに酷い怪我はいままで見たことがなく、とにかくみんなが心配で、翌日は1日観察に行くことにしました。次の記事で。
by hana440 | 2013-01-19 18:45 | 多摩動物公園(オオカミ) | Comments(0)