年が明けて早々の1月8日。とても悲しいニュースが入ってきました。
円山動物園にいるメスのシンリンオオカミ、キナコが亡くなったそうです(円山の
公式発表)。
結局、一度しか会うことが叶いませんでしたが、キナコは私にとって動物園へ通うきっかけをくれた、大切な存在です。まだまだ会える時間はあると思っていたのに、まさかこんなに突然、いなくなってしまうとは…。ただただ、悲しいです。
私はもともと動物は大好きでしたが、中でも今のようにオオカミが特に好きになったのは、オオカミ好きの方々のブログで、円山のキナコとジェイのとっても幸せな、ラブラブな様子を知ってから。「オオカミってこんなに感情表現が豊かなんだ!」と驚き、動物園で直接、オオカミを見てみたいと思ったのが始まりでした。
キナコは遠いところにいるから気軽に会いにいけないし…同じ「オオカミ」なら、もしかしたらキナコとジェイのような素敵な様子を見せてくれるんじゃないか…と、今まで年に2,3回しか行く機会のなかった動物園へ、積極的に足を運んだのです。たまたま、家から通える範囲に多摩動物公園があり、ロボ一家がいたので通っていますが、もし近くにオオカミのいる動物園がなかったら…オオカミの本当の魅力はきっと分からないまま、webを見て「可愛い〜」と言っているだけだったでしょう。きっと今の私はないと思います。
キナコはその素敵なきっかけをくれた存在です。感謝してもしきれません。
やっと念願が叶ってキナコに会いに円山へ行ったのは、2011年10月の狼祭でした。このときはまだ群れが一緒に暮らしていて、ユウキとショウの子育ての真っ最中。どことなく笑顔で、幸せそうだったのを覚えています。写真は実物に会えたのが嬉しくって、「キナコさん!!」ってかなりハイテンションで念を送っていたら、「仕方ないわね〜」と目の前に来てくれた?1枚(笑)
2012年は仕事の都合がつかず、北海道行きは諦めてしまったので…この時が最初で最後のキナコさんとの対面でした…。いつも「動物園の動物たちとは一期一会だ」って覚悟はしていますけど、いざそうなるとやっぱり悲しいし、会いに行かなかったことが悔やまれます。
たくさんの素敵なことを教えてくれた、キナコさんにありがとう。ずっとずっと大好きです。