ちょっと猛獣舎を離れて、お向かいにあるひろ〜い放飼場へ。
初めて見るヒヅメさんです。
櫓の中心にいたオス。とても立派な角!ヤギ属なので、お顔はヤギによく似ています。この立派な角を持っているのは、オスだけだそうです。角にある溝を数えると、年齢が分かるとか。落角はしないので、歳を重ねた個体ほど角が立派になっていくそうです。
かなり高所にいるような景色です。ここは地面が急な斜面になっていて、獣舎や櫓を起点に、木の橋が放飼場内をぐるっと渡してある構造になっていました(全貌はぜひ現地で見てみて下さい!楽しいですよ〜)。
獣舎の屋根の上にも階段で上れるようになっていますので、この通り。空に浮かんでいるようですね。来園者は下から見上げるように観察することもできます。
ふと見上げると、屋根の上には親子がくつろいでいました。小さな子供も、高所にある橋をトコトコと、難なく渡っていました。
夏頃に子供がたくさん産まれたようで、小さな子供たちは活発に遊び回っていました♪
父子のやり取りは続きからどうぞ〜
暑い日だったので、大人たちは櫓の影でのんびりしている個体が多かったです。
そんなところに子供がやってきて、お父さんにご挨拶。
「おとうさん、あそぼー」と前足をかけてみたり♪お父さん、ちょっと困った顔になっています(笑)
「お父さんは疲れてるのよ、向こうで遊んでらっしゃい」と隣にいた母親?が注意しているのかな。休日の家の風景のようだ〜
「おとうさん…あそんでくれないの?」って視線を送る子供。お父さん困ったように視線をそらしてます(笑)
残念ながら、子供の願いは叶いませんでした。子供たちは元気いっぱい、放飼場を上から下へと冒険していました。もう少し涼しかったら、きっと大人個体も混ざって行動するのでしょうね。
高地にすむマーコールの特性にあわせて作られた放飼場、観察していてとても楽しかったです!