ワラビーっ仔、続いては先に産まれてきた仔を。この仔は胸に黄色のカラーが付いています。
身体の模様もくっきりして来て、大きくなってきました。高い岩場も、あまり躊躇なく跳んでいきます。今のところ、後から産まれた仔とは体格の差がハッキリあるので分かりやすいかも。この日はずっと岩陰にいましたが、夕方になってようやく姿を見せてくれました。
毛繕いをしているお父さんの横にやってきました。
「おとうさん、なにしてるの?」
興味津々のようす。
「毛繕いだよ」
チュッとするのは、挨拶や、「いい子だね」って意味があるように思えます。
「ほんとに?おなかのしたにおやつかくしてない?」
「…隠してないよ」
「おとうさん、あやしいなあ〜」
足にアゴを乗っけているのがもうたまらんです♪かわいすぎる〜
いつもお母さんのそばにいるので、こうしてオス個体とふれ合う光景が見られて嬉しかったです。まだ、子供同士で遊んだりなどは見たことがないのですが、いつかお伝えできたらいいなと思っています。
続きは夫婦漫才…のような。
(また生殖の話など入ってくるので苦手な方はスルーで)
ワラビーっ仔がお父さんの横に来る前、夫婦で揃ってくつろいでいたのでした。
左がオス、右がメス。仲が良さそうに並んでいます。子供が袋にいたときは、オスとメスが近づくことはあまりなかったように思いますので、やはり子育てにひとつ区切りがついた証拠かも。
オスがしきりにアピールしてました。メスのお腹のしたに注目…これは、発情しているのかも?でも、メスは腕で拒否を示していました。
結局、メスがオスを軽くぶって岩を降りてしまったので、交尾は成立せずでした。ですが、拒否の仕方が緩やかになっている気がするので、もしかしたら近いうちに交尾が見られるのかもしれません。飼育下のワラビーは、繁殖期などが特にないそう。今いるワラビーっ仔がもう少し大きくなったら、交尾行動も見られそうです。
このあと、モヤッとしつつ毛繕いしていたオスの横に、ワラビーっ仔がやって来たのでした(笑)もしかしたら、オスからいつにないニオイなどがしていたのかもしれません。